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《マーケットストラテジーメモ》 2月第4週


19日(月):
週末のNY株式市場で主要3指数は揃って反落。「市場予想を上回る卸売物価指数(PPI)を受け早期利下げへの期待が後退した」との解釈。というよりも先物決済通過と3連休控えの影響というところ。1月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比(季節調整済み)で0.3%上昇。市場予想の0.1%を上回り、2023年8月以来5カ月ぶりの大きさとなった。主要3指数は週間で6週間ぶりの下落。

日経平均株価は16円安の3万8470円と3日ぶりの反落。前週末の米株安の流れを引き継いだ格好。ただ日経平均は朝方、上昇した場面もあった。TOPIXはほぼ高値引けで3日続伸。東証プライムの売買代金は4兆3545億円。三菱重工、OLCが上昇。任天堂、アドバンテストが下落。

20日(火):
週明けのNY市場はプレジデンツデーで休場。日経平均株価は106円安の3万8363円と小幅続落。一時は上昇幅を270円ほどに広げたが、ほどなく伸び悩んで再び下落に転じた。米半導体大手のエヌビディアの決算発表を控え利益確定売りも散見された。TOPIXは4日ぶりに反落。東証プライムの売買代金4兆439億円。安川電、スクリンが上昇。OLC、東京海上が下落。

21日(水):
火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続落。決算を控えたエヌビディアが4.35%安。他の半導体株も売られ、フィラデルフィア半導体指数(SOX)も続落。一方ウォルマートは過去最高値を更新。2025年度の売上高予想が市場予想を上回り、年間配当を9%引き上げたことが支援材料。1月のコンファレンス・ボード(CB)米景気先行指数は前月比0.4%低下の102.7。1年11カ月連続で低下。20年4月以来の低水準だった。

101円安の38262円と3日続落。3日合計の下落幅は約220円。アドテストが下げて日経平均を押し下げた。画像処理半導体(GPU)大手の米エヌビディアが前日に4%下落。国内の半導体関連銘柄にも売りが波及した。
日経平均は朝方に230円ほど下げた後は、下げ渋って20円程度まで下落幅を縮小する場面もあった。TOPIXは続落。東証プライムの売買代金は4兆2861億円。ファストリ、中外薬が上昇。SBG)、ダイキンが下落。信用評価損率は▲5.57%。

22日(木):
水曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。引け後に発表されたエヌビディアの第1四半期(2─4月)の売上高見通しは市場予想を上回った。人工知能(AI)向け半導体への需要拡大やサプライチェーン(供給網)の改善を見込んだ。

日経平均株価は836円高の39098円と4日ぶりに反発。一時39156円まで上昇。終値でも1989年12月29日の終値ベースの高値38915円を上抜け市場最高値を更新。背景は好調だったエヌビディアの決算。TOPIXも反発、東証プライムの売買代金は5兆562億円。ファーストリテ、トヨタが上昇。アステラス、ニコンが下落。


(2)欧米動向

エヌビディアの第1四半期(2─4月)の売上高見通しは市場予想を上回った。
人工知能(AI)向け半導体への需要拡大やサプライチェーン(供給網)の改善を見込んだことを好感。
第1四半期の売上高見通しは240億ドルを中心にプラスマイナス2%。
市場予想は221億7000万ドルだった。
第4四半期(2023年11月─24年1月)の売上高は221億ドル。
市場予想の206億2000万ドルを上回った。
エヌビディアの時価総額は2兆ドルを突破。
22日に2770億ドル増加。
米株市場での1日当たりの増加額として史上最大を達成していた。
時価総額が1兆ドルから2兆ドルに達するまでに要した時間は約8カ月。
これは米国企業の中で最速。
アップルやマイクロソフトなど他のハイテク大手が要した時間の半分以下の時間だった。
年初来の上昇率は約60%。


(3)新興国動向

中国株式市場は9日続伸。
「経済成長と市場の信頼感を高めることを目的とした政策を好感」との解釈。
上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数は昨年12月以来の高値水準。
春節(旧正月)明けの1週間でCSI300指数は3.7%、ハンセン指数は2.4%それぞれ上昇した。
上海総合指数の終値が3000を上回るのは昨年12月12日以来。
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櫻井英明

Author:櫻井英明
日興証券での機関投資家の運用トレーダー、「株式新聞Weekly編集長」などを経て、2008年7月からストックウェザー「兜町カタリスト」編集長。幅広い情報チャネルとマーケット分析、最新経済動向を株式市場の観点から分析した独特の未来予測に定評があり、個人投資家からの人気も高い。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの公式スマホサイトにて、毎日、株式情報を配信中。

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