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《マーケットストラテジーメモ》 12月第2週


11日(月):
週末のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。11月の雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比19万9000人増。市場予想(18万人増)を上回った。失業率は3.7%に低下。週間で、S&P500が0.2%上昇、ナスダックが0.7%上昇、ダウ工業株30種は横ばい。S&P500とナスダック総合は終値ベースで2022年初以来の高値水準。

日経平均株価は483円高の32791円と反発。上昇幅は一時600円を超えた場面もあった。電気、機械などの輸出株への押し目買い中心に買い物優勢の展開。東証プライムの売買代金は3兆4572億円。東エレ、三井物が上昇。ルネサス、ニトリが下落。

12日(火):
週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って3日続伸。「雇用統計を受け、景気懸念が後退した」との解釈。NYダウは2022年1月以来の高値水準。ナスダック総合は22年4月以来の高値水準。S&P500は22年3月以来の高値水準。半導体株が上昇。フィラデルフィア半導体指数は3.4%高。2022年1月5日以来の高値。

日経平均株価は51円高の32843円と小幅続伸。前日の米株式市場で主要な株価指数が年初来高値を付けた流れを受け、朝方は幅広い銘柄に買いが先行。上昇幅は300円を超える場面があった。ただ買い一巡後は伸び悩み。東証プライムの売買代金は3兆4007億円。富士通、三越伊勢丹が上昇。東電、三菱UFJが下落。

13日(水):
火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って4日続伸。背景は「CPI通過」。今回は誤差程度のずれもなくフツーに通過した。11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3.1%上昇。伸びは前月の3.2%から鈍化。市場予想と一致した。一方、前月比では0.1%上昇。市場予想(横ばい)に反し上昇した。

日経平均株価は82円高の32926円と3日続伸。日経平均は260円ほど上昇する場面があった。もっとも、日銀短観では先行きの業況判断は悪化する見通しが示され、買い一巡後は伸び悩んだ。東証プライムの売買代金は3兆6013億円。リクルート、ダイキンが上昇。ファナック、デンソーが下落。

14日(木):
水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って5日続伸。NYダウは昨年1月以来約2年ぶりに終値で過去最高値を更新。昨年9月に直近高値から20%超下落して以降、強気相場が続いていたことが確認された。S&P500とナスダック総合も1%超上昇し年初来高値更新。年初来ではダウは11.9%高、S&Pは22.6%高、ナスダックは40.7%高。FOMCを通過。利上げ終了を示唆し、来年に金利が低下し始めるという見通しを示したことが背景。NYダウは最高値を更新したことで、昨年9月に直近高値から20%超下落して以降、強気相場が続いていたことが確認された。

日経平均株価は240円安の32686円と4日ぶりに反落。1ドル141円台の円高トレンドがNY株高を消した格好。東証プライムの売買代金は4兆4634億円。リクルートが上昇。トヨタ、三菱UFJが下落。

15日(金):
木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って6日続伸。NYダウは2日連続で最高値を更新。S&P500は昨年1月の過去最高値を2%弱下回る水準。フィラデルフィア半導体指数は2.7%上昇し過去最高値を更新。アップルが取引時間中の最高値を更新。テスラは4.9%上昇。エヌビディアは0.5%高。

日経平均株価は284円高の32970円と反発。上昇幅は一時400円を超えた場面もあった。東証プライムの売買代金は4兆9514億円。FTSEのリバランスもあって膨らんだ。東エレ、アドバンテストが上昇。アステラス、三菱UFJが下落。日経平均採用銘柄のEPSは2270円と連日の過去最高値更新。

(2) 欧米動向

12月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は69.4。
11月の61.3(確報値)から5カ月ぶりに上昇し8月以来の高水準となった。
市場予想の62.0も大幅に上回った。
「主に予想されるインフレ軌道の改善に基づき、過去4カ月の落ち込みを全て帳消しにした」との見方。
現況指数は74.0と前月の68.3から上昇。
期待指数も66.4と56.8から上昇。
7月以来の高水準となった。
1年先のインフレ期待は11月の4.5%から3.1%に低下。
2021年3月以来の低水準。
1年先のインフレ期待の月間での1.4%%の低下は過去22年間で最大。
5年先のインフレ期待は2.8%と3カ月ぶりの低水準。

(3)新興国動向

11月の新築住宅価格は前月比0.3%下落と5カ月連続で下落。
前年比では0.2%下落と7カ月ぶりの大幅なマイナス。
調査対象の70都市のうち59都市で下落し10月の56都市から増加した。


【展望】

【12月】(6勝4敗):勝率60%)
上旬は戻り売り。中旬は押し目買い。下旬は戻り売り。
アノマリーは「上昇高確率と節税ラッシュ」。
古いアノマリーは「掉尾の一振」。


18日(月)日銀金融政策決定会合(→19日)、米NAHB住宅指数、NY連銀ビジネスサーベイ、独IFO景況感
19日(火)首都圏マンション販売、米住宅着工、変化日
20日(水)貿易収支、訪日外客数、米経常収支、中古住宅販売、CB消費者信頼感、
21日(木)米GDP確報値、フィラデルフィア連銀景況指数
22日(金)消費者物価、米耐久財受注、個人所得、新築住宅販売、上げの特異日
25日(月)景気先行指数、クリスマスでNY、ロンドン休場、中国製造業PMI、変化日
26日(火)失業率、企業向けサービス価格指数、米S&Pケースシラー住宅価格、FHFA住宅価格、株高の日、12月最強の日
27日(水)株高の日L
28日(木)鉱工業生産(速報)
29日(金)大納会、米中古住宅販売仮契約、シカゴ購買部協会景気指数、
31日(火)中国製造業サービス業PMI
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櫻井英明

Author:櫻井英明
日興証券での機関投資家の運用トレーダー、「株式新聞Weekly編集長」などを経て、2008年7月からストックウェザー「兜町カタリスト」編集長。幅広い情報チャネルとマーケット分析、最新経済動向を株式市場の観点から分析した独特の未来予測に定評があり、個人投資家からの人気も高い。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの公式スマホサイトにて、毎日、株式情報を配信中。

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