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《マーケットストラテジーメモ》 12月第5週


26日(月):
週末のNY株式市場で主要3指数は揃って小幅に反発。原油高を受けエネルギー株が急伸したことは押し上げ要因。週間ではS&P500とNASDAQ総合が3週続落。NYダウは0.9%上昇。上昇は過去3週間で初めて。3連休を控え売買高は大幅に減少。3市場の合算売買高は77.5億株(過去20日平均114.1億株)。11月の個人消費支出(PCE)価格指数は前月比0.1%上昇。日経平均株価は170円の26405円87銭と反発。「日経平均は前週に1200円超下落し約2カ月半ぶりの安値水準に沈んでいたことから自律反発を見込んだ買いが優勢」との解釈。ただ欧米などの株式市場が休場で市場参加者が少ないうえ、新たな取引材料も乏しく買い一巡後は伸び悩み。東証プライムの売買代金は1兆7793億円。フジクラ、三菱商が上昇。三菱UFJ、東電が下落。

27日(火):
週明けのNY株式市場は休場。日経平均株価は42円高の26447円と続伸。インバウンド関連の物色が目立った。ただ上値は重く続伸ながら安値引け。東証プライムの売買代金は1兆9955億円。2日連続の2兆円割れ。ファーストリテ、三越伊勢丹が上昇。東エレ、ファナックが下落。アノマリー的には「変化日」。翌日から水星は逆行(→1月18日)。

28日(水):
火曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。米国債利回りが上昇し金利に敏感な大型株が軟調。グロース(成長)株が売られてハイテク銘柄中心のNASDAQが下落。S&P500も連れ安した。NYダウはバリュー(割安)株への買いに支えられて小幅に上昇。テスラが11.4%安。年初来で69%下落。サウスウエスト航空は約6%安。一方JDドットコムやアリババなど米上場の中国企業株は1.4─4.9%上昇。

日経平均株価は107円安の26340円と3日ぶりに反落。もっとも日足は陽線。東証プライムの売買代金は2兆3226億円。3日ぶりに2兆円超。川重、大ガスが上昇。東エレ、村田が下落。

29日(木):
水曜のNY株式市場で主要3指数は下落。S&P500の主要11セクターが軒並み安。「1950年以降で12月にS&P500種が下落したのは18回」という声もむなしい。S&P500は年初来約20%下落。テスラが3.3%高。
前日は2年ぶりの安値。年初来では69%近く下げている。サウスウエスト航空が5.2%安。10年国債利回りは3.886%。一時3.89%と6週間ぶりの高水準を付けた。2年国債利回りは4.357%。

日経平均株価は246円安の26093円と続落。9月30日以来約3か月ぶりの安値水準。一時26000円を下回った場面もあった。米NASDAQの年初来安値更新を受けて売り物優勢の展開。東証プライムの売買代金は2兆3178億円。三井不、コナミが上昇。サッポロ、三越伊勢丹が下落。

30日(金):
木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って反発。薄商いの中、グロース(成長)株主導で主要株価指数が反発。「市場はこのところ強い売り圧力に押されていたが、一服した可能性がある」との見方。アップル、アルファベット、マイクロソフト、アマゾンはいずれも2.5%超上昇。テスラが8.1%上昇。週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は9000件増の22万5000件。市場予想と一致。週間継続受給件数は前週比4万1000件増の171万件。継続受給件数は10月上旬から増加傾向。

日経平均株価は83銭高の2万6094円と反発。前日のNY株上昇を受けて買い物先行。上昇幅は一時200円を超えた。前日のNY株上昇を受けて買い物先行。ただ買い一巡後は伸び悩み。プライム市場の売買代金は2兆1400億円。TOPIXは3日続落。アダストリア、川船が上昇。リクルート、キッコマンが下落。日経平均は1月に高値29388.16円をつけ、3月に安値24681.74円をつけた。2022年通年では、約2697円(▲9.4%)下落。4年ぶりにマイナス。

(2) 欧米動向

その年の最後の5営業日と年明けの2営業日まで7営業日の間、米株が強含むというのが「サンタクロース・ラリー」(SCR)。2022はSCRへの期待感が急速にしぼんだ。
しかし大統領選挙前の年の1月の米株は強いというのがアノマリー。
NYダウとS&P500指数は1950年以降、上昇したのが共に16回。
下落は2回のみ。
NASDAQは1971年以降で上昇11回に対して下落は2回。
平均上昇率はNASDAQが6.8%で最も高いという。


(3)新興国動向

上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数終値は3871.634。上海総合指数は3089.2579。香港のハンセン指数は1万9781.41。
ハンセン中国企業株指数(H株指数)は6704.94。ただし年間では大幅な下落。
CSI300指数は21.6%下落と、2019年以来の大幅下落。
ハンセン指数も15.4%安と12年以来の大幅な下落。
本土・香港の相互取引制度(ストック・コネクト)経由の外国人の中国株買い越し額は年間で900億元(129億ドル)。
前年の5分の1にとどまり、17年以来の低水準だった。
12月は上海総合指数が約2%下落、CSI300指数は0.5%上昇した。


【展望】

スケジュールを見てみると。

「2023年」

【1月】(5勝5敗:勝率50%:6位)
新甫は買い。中旬以降急落す。月末まで安し。

2日(月) 中国財新製造業PMI
3日(火) 米連邦議会閉会
4日(水) 大発会、自動車販売台数、車検証電子化、米ISM製造業景況感、11月JOLT求人件数
5日(木) マネタリーベース、消費動向調査、米ADP雇用レポート、貿易収支、JPモルガングローバルPMI
6日(金) 毎月勤労調査、米雇用統計、ISM非製造業景況感、天赦日
9日(月) 成人の日で東京休場、米消費者信用残高、ユーロ圏失業率
10日(火)家計調査、東京都区部消費者物価、レバレッジ商品の保証金率見直し、
マイクロソフトウィンドウズ8.1延長サポート終了、株高の日L、変化日
11日(水)景気動向調査、TOPIX4−6月期決算企業浮動株比率見直し発表
12日(木)都心オフィス空室率、景気ウォッチャー調査、米消費者物価、財政収支
13日(金)マネーストック、オプションSQ、米輸出入物価、ミシガン大学消費者信頼感
16日(月)企業物価指数、キング牧師生誕記念日でNY休場、ダボス会議(→20日)、株安の日L
17日(火)日銀金融政策決定会合(→18日)、第三次産業活動指数、NY連銀製造業景況感、独ZEW景況感、株高の日L
18日(水)黒田日銀総裁会見、日銀展望レポート、機械受注、米小売売上高、鉱工業生産、生産者物価、ベージュブック、対米証券投資、NAHB住宅価格、水星逆行終了(←12月29日)
19日(木)貿易統計、米住宅着工件数、建設許可件数、フィラデルフィア連銀製造業景況感、 株高の日L、変化日
20日(金)消費者物価、米中古住宅販売件数、米ウィッチング、株安の日L
21日(土)中国春節(→27日)
23日(月)通常国会開会予定
24日(火)株高の日L
25日(水)独IFO景況感、株高の日L
26日(木)企業向けサービス価格指数、首都圏マンション販売、米10ー12月GDP速報値、耐久財受注、新築住宅販売、大幅安の日L、変化日
27日(金)東京都区部消費者物価、米個人所得、中古住宅販売仮契約
30日(月)TOPIXパッシブ売買インパクト株安の日L
31日(火)失業率、鉱工業生産、商業動態統計、消費動向調査、羽田エアポートニューガーデン開業、東急百貨店本店営業終了、雇用助成金限度引き上げ特例措置終了 米FOMC(→2月1日)、FAHA住宅価格、S&P住宅価格、ユーロ圏GDP、中国製造業非製造業PMI
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櫻井英明

Author:櫻井英明
日興証券での機関投資家の運用トレーダー、「株式新聞Weekly編集長」などを経て、2008年7月からストックウェザー「兜町カタリスト」編集長。幅広い情報チャネルとマーケット分析、最新経済動向を株式市場の観点から分析した独特の未来予測に定評があり、個人投資家からの人気も高い。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの公式スマホサイトにて、毎日、株式情報を配信中。

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