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《マーケットストラテジーメモ》 12月第4週


19日(月):
週末のNY株式市場で主要3指数は揃って3日続落。FRBによるインフレ抑制策が景気を後退させるとの懸念が継続。週間ベースでも2週連続安。週間でNYダウは1.66%、S&Pは2.09%、NASDAQは2.72%下落。「ようやく市場が『悪いニュースは悪いニュース』と理解し始めた」という声も聞こえる。

日経平均株価は289円安の27237円と3日続落。11月4日以来約1ヶ月半ぶりの安値水準となった。200日移動平均を終値で下回った。東証プライムの売買代金は2兆3596億円。三菱UFJ、高島屋が上昇。ファーストリテ、トヨタが下落。

20日(火):
週明けのNY株式市場で主要3指数は4日続落。FRBの金融引き締めが景気後退を招くとの懸念が拡大したとの解釈。NASDAQ主導での続落となった。もっともNYダウは、午前中前週末終値を上回る場面があった。14ー16日の3日間に1100ドル超下落しており短期的な戻りを見込んだ買いも入った。ただ買い一巡後は幅広い銘柄に売りが出て下落幅は一時300ドルを超えた。主要3指数はいずれも12月に大きく下落。年間で2008年の金融危機以降最大の下げを記録する見通し。

日経平均株価は669円安の26568円と4日続落。日銀金融政策決定会合での長期金利の許容変動幅拡大したことから一時800超下落した。東証プライムの売買代金は4兆561億円。三菱UFJ、第一生命が上昇。SBG、東エレが下落。

21日(水):
火曜のNY株式市場で主要3指数は5日ぶりに小幅反発。もっとも、年末商戦期を巡る懸念や日銀による予想外の金融政策調整を受けた米国債利回り上昇が懸念材料。上値は限定的だった。クリスマスや年末年始の休暇を前に多くのトレーダーが休暇に入る。今週の債券市場は閑散取引が予想されている。

日経平均株価は180円安の26384円と5日続落。一時300円近く下落した場面もあった。ただプラス圏に浮上した局面もあり不安定な展開。東証プライムの売買代金は3兆7191億円。川船、明治が上昇。三井不、フジクラが下落。下向きの25日線(27813円)からは▲5.13%乖離。

22日(木):
水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って1%の続伸。今月に入り最大の上昇率となった。スポーツ用品大手ナイキと宅配大手フェデックスの決算を好感。ナイキは12%高。フェデックス株は3.4%高。クルーズ船運航会社カーニバルが4.7%高。

日経平均株価は120円高の26507円と6日ぶりに反発。過去5日で1700円ほど下落していたことからの自律反発との解釈。東証プライムの売買代金は2兆5626億円。川船、三井不動産が上昇。ニチレイ、東京海上が下落。

23日(金):
木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って1%超の反落。FRBの利上げが予想よりも長期化するとの懸念が高まりNASDAQ主導の下落との解釈。マイクロン・テクノロジーの厳しい見通しも警戒された。SOX指数は4%超下落。週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は2000件増の21万6000件。市場予想は22万2000件。予想ほど悪化せず労働市場がなお引き締まった状態にあることを示す水準。

日経平均株価は272円安の26235円と反落。11月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比3.7%上昇。相場への影響は限定的。東証プラシムの売買代金は2兆4922億円。三菱UFJ、メルカリが上昇。レーザーテック、東エレが下落。

(2) 欧米動向

主要金融機関によるS&P500種株価指数の2023年末目標(予想降順)
ドイツ銀行:4500
BMOキャピタル・マーケッツ:4300
JPモルガン:4200
エバコアISI:4150
RBC:4100
クレディ・スイス:4050
BofA:4000
ゴールドマン・サックス:4000
UBS:3900
モルガン・スタンレー:3900
ソシエテ・ジェネラル:3800
BNPパリバ:3400

(3)新興国動向

1─11月の同国への海外直接投資(FDI)は前年比9.9%増の1兆1560億9000万元(1655億9000万ドル)。
非金融対外直接投資(ODI)は前年比7.4%増の6878億6000万元だった。


【展望】

スケジュールを見てみると。

【12月】7勝3敗、(勝率70%、3位)
気学では「好材料なく下げに注意。目先に走らず見送りが良い」。

12月26日(月)企業向けサービス価格指数、クリスマスでNY休場、ボクシングデー、上げの特異日
12月27日(火)失業率、有効求人倍率、米FHFA住宅価格、CS住宅価格指数、 株高の日L
12月28日(水)鉱工業生産、年内受け渡し最終日、米中古住宅販売仮契約、変化日
12月29日(木)米シカゴ購買部協会景気指数、水星逆行(→1月18日)
12月30日(金)大納会、中国広州モーターショー
12月31日(金)中国製造業非製造業PMI

「2023年」

【1月】(5勝5敗:勝率50%:6位)
新甫は買い。中旬以降急落す。月末まで安し。

2日(月) 中国財新製造業PMI
3日(火) 米連邦議会閉会
4日(水) 大発会、自動車販売台数、車検証電子化、米ISM製造業、11月JOLT求人件数
5日(木) マネタリーベース、消費動向調査、米ADP雇用レポート、貿易収支、JPモルガングローバルPMI
6日(金) 毎月勤労調査、米雇用統計、ISM非製造業景況感、天赦日
9日(月) 成人の日で東京休場、米消費者信用残高、ユーロ圏失業率
10日(火)家計調査、東京都区部消費者物価、レバレッジ商品の保証金率見直し、マイクロソフトウィンドウズ8.1延長サポート終了、株高の日L、変化日
11日(水)景気動向調査、TOPIX4−6月期決算企業浮動株比率見直し発表
12日(木)都心オフィス空室率、景気ウォッチャー調査、米消費者物価、財政収支
13日(金)マネーストック、オプションSQ、米輸出入物価、ミシガン大学消費者信頼感
16日(月)企業物価指数、キング牧師生誕記念日でNY休場、ダボス会議(→20日)、株安の日L
17日(火)日銀金融政策決定会合(→18日)、第三次産業活動指数、NY連銀製造業景況感、独ZEW景況感、株高の日L
18日(水)黒田日銀総裁会見、日銀展望レポート、機械受注、米小売売上高、鉱工業生産、生産者物価、ベージュブック、対米証券投資、NAHB住宅価格、水星逆行終了(←12月29日)
19日(木)貿易統計、米住宅着工件数、建設許可件数、フィラデルフィア連銀製造業景況感、 株高の日L、変化日
20日(金)消費者物価、米中古住宅販売件数、米ウィッチング、株安の日L
21日(土)中国春節(→27日)
23日(月)通常国会開会予定
24日(火)株高の日L
25日(水)独IFO景況感、株高の日L
26日(木)企業向けサービス価格指数、首都圏マンション販売、米10−12月GDP速報値、耐久財受注、新築住宅販売、大幅安の日L、変化日
27日(金)東京都区部消費者物価、米個人所得、中古住宅販売仮契約
30日(月)TOPIXパッシブ売買インパクト株安の日L
31日(火)失業率、鉱工業生産、商業動態統計、消費動向調査、羽田エアポートニューガーデン開業、東急百貨店本店営業終了、雇用助成金限度引き上げ特例措置終了 米FOMC(→2月1日)、FAHA住宅価格、S&P住宅価格、ユーロ圏GDP、中国製造業非製造業PMI
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櫻井英明

Author:櫻井英明
日興証券での機関投資家の運用トレーダー、「株式新聞Weekly編集長」などを経て、2008年7月からストックウェザー「兜町カタリスト」編集長。幅広い情報チャネルとマーケット分析、最新経済動向を株式市場の観点から分析した独特の未来予測に定評があり、個人投資家からの人気も高い。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの公式スマホサイトにて、毎日、株式情報を配信中。

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