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《マーケットストラテジーメモ》 11月第3週


14日(月):
週末のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。「利上げペースが減速するとの観測で上昇した前日の流れを引き継いだ」との解釈。暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXが米連邦破産法11条の適用を申請。市場はやや神経質。アマゾン4.3%上昇。アップルとマイクロソフトが1%を超上昇。医療保険最大手ユナイテッドヘルス・グループが4.1%下落。

日経平均株価は300円安の27963円と安値引けで反落。ドル高を警戒しての売り物優勢。押し目買いの動きも見られたが、引けでは28000円台を割り込んだ。東証プライムの売買代金は3兆8284億円。円高の影響でドル建て日経平均は200ドルに乗せ続伸。レーザーテック、東エレが上昇。SBGが下落。

15日(火):
週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って3日ぶりに反落。NYダウは過去2日で1200ドルあまり上昇。目先の利益を確定する売り優勢の展開との解釈。一時プラスの場面もあったが引け際に下落幅を拡大した。アマゾン、テスラの下落が目立った。一方製薬大手バイオジェンとイーライリリーはそれぞれ3.3%高と1.3%高。国債利回りは上昇。12月FOMCでの0.5%利上げ確率は91%。0.75%利上げ確率は9%。

日経平均株価は26円高の27990円と小幅反発。GDPのマイナス着地は影響薄。中国の経済指標も悪材料視されなかった。東証プライムの売買代金は3兆1707億円。アドバンテスト、三菱自が上昇。リクルート、SMCが下落。

16日(水):
火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って反発。卸売物価統計が予想を下回ったことを好感。一方ロシアのミサイルがポーランドに着弾したとの報道を受けて午後は不安定な展開。NYダウは一時マイナス圏に沈んだ場面があった。通期の売上高および利益見通しを上方修正したウォルマートが6.5%高。第3四半期の売上高と利益が市場予想を上回ったホーム・デポが1.6%高。

日経平均株価は38円高の20828円と反発。TOPIXは続落。東証プライムの売買代金は3兆5132億円。レーザーテックが6000億円超の大商い。第一三共、三井物産が上昇。オリンパス、レーザーテックが下落。

17日(木):
水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って反落。ディスカウント大手ターゲットのさえない業績見通しを警戒。株価は13.1%急落。「年末商戦期を前に小売業界を巡る懸念が高まった」との解釈。マイクロン・テクノロジーが供給削減を発表したことから半導体セクターが軟調。同社株は6.7%下落。フィラデルフィア半導体指数は4.3%安。10月の小売売上高(季節調整済み)は前月比1.3%増加。自動車などの購入が堅調で市場予想の1%増を上回った。

日経平均株価は97円安の27930円と反落。前日の米株式市場で半導体株が下落。東京市場も半導体関連株に売り物優勢の展開。TOPIXは小幅に反発。東証プライムの売買代金は2兆8010億円。日揮、高島屋が上昇。東エレク、アドテストが下落。

18日(金):
木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続落。セントルイス地区連銀のブラード総裁は「これまでの利上げはインフレに対して限られた効果しかない」と発言。FRBは利上げを継続する必要があるとの見方を示したことを警戒。ただ引けにかけて下落幅を縮小した。12月FOMCで市場が織り込む0,75%利上げ確率は19%。前日の約15%から上昇した。大半の投資家は依然0.5%利上げを予想している。百貨店大手メーシーズは15%高。

日経平均株価は30円安の27899円小幅続落。「心理的節目の28000円水準で利益確定の売りに押された」との解釈。SBGが4%近く下落。1銘柄で日経平均を50円ほど押し下げた。TOPIXは小幅続伸。東証プライムの売買代金は2兆9864億円。東ガス、いすゞが上昇。楽天グループ、エムスリーが下落。

(2) 欧米動向

10月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前年同月比8%上昇。
伸びは前月の8.4%から鈍化。
2021年7月以降で最小。
市場予想の8.3%も下回った。
サービス価格が約2年ぶりに下落。
「FRBが積極的な利上げペースを鈍化させる可能性がある」との解釈だ。
FF金利は、現在の3.83%から上昇。
6月の4.93%を頂点に徐々に低下。
2023年12月には4.48%になると予想されている。

(3)新興国動向

QUICK・ファクトセットまとめた民間予測で22年の中国に実質成長率は3.3%。
年初からの予測は1.8ポイント低下した
10月の小売売上高は前年同月比0.5%減少。
マイナスは5月以来。
11日に最終日を迎えた年間最大のインターネット通販セール「独身の日」。
全国宅配便取扱量は前年同期比11%減少。
最大手アリババ集団などは期間中の売上高を公表しない異例の対応。

【展望】

スケジュールを見てみると・・・。

【11月】9勝1敗、(勝率90%、1位)
気学では「今月は突っ込み買いで小幅に稼ぐとき」。

21日(月)首都圏マンション発売、株高の日L
22日(火)株高の日L
23日(水)勤労感謝の日で休場、米耐久財受注、新築住宅販売件数、FOMC議事録
24日(木)独IFO景況感、感謝祭でNY休場、株安の日L、変化日
25日(金)東京都区部消費者物価、企業向けサービス価格指数、米ブラックフライデー、
28日(月)米サイバーマンデー、 株高の日L
29日(火)失業率、商業動態統計、CB消費者信頼感、S&P住宅価格指数、FIFA住宅価格、株高の日L
30日(水)鉱工業生産、米ADP雇用レポート、GDP改定値、中国製造業非製造業PMI、MSCIパッシブ売買インパクト

日本の上場企業の4−9月期決算は純利益合計が前年同期比5%増、20兆9851億円。
金融危機後の4−9月期としては2年連続で最高だった。海運や商社、鉄道・バスなど非製造業がけん引。
一方 製造業は円安が下支えしたものの原材料高が重荷になり増益率は1%にとどまった。
円安など受け23年3月期の業績見通しを修正する企業が相次いだ。
上方修正した企業は全体の31%。21年4−9月期決算発表時の35%に迫る水準。
23年3月通期の純利益集計は前期比7%増の見込み。
8月中旬時点より増益幅が拡大。
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櫻井英明

Author:櫻井英明
日興証券での機関投資家の運用トレーダー、「株式新聞Weekly編集長」などを経て、2008年7月からストックウェザー「兜町カタリスト」編集長。幅広い情報チャネルとマーケット分析、最新経済動向を株式市場の観点から分析した独特の未来予測に定評があり、個人投資家からの人気も高い。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの公式スマホサイトにて、毎日、株式情報を配信中。

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