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《マーケットストラテジーメモ》 11月第2週


7日(月):
週末のY株式市場で主要3指数は揃って5日ぶりに反発。S&P500とNASDAQ総合は最大2%超上昇。NYダウは一時1.9%上昇。ただマイナス圏に沈む場面もあった。週間ではNYダウが1.39%安で5週間ぶりに下落。S&Pは3.34%安。NASDAQは5.65%安で1月以来の大幅な下落率。

日経平均株価は327円高の27527円と3日ぶりに反発。週末の米株式相場の上昇を受けて日本株も買い戻し優勢の展開。東エレク、ファストリなど値がさ株がけん引した。東証プライムの売買代金は2兆9125億円。ダイキン、アドテストが昇。キッコマン、リコーが下落。

8日(火):
週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。8日投開票の米中間選挙は大統領の政党と議会の多数党が異なる「ねじれ」となる可能性が拡大。「企業や富裕層への増税など株式相場の逆風になりやすい法案の成立が難しくなる」との解釈。「先回りする買いが入った」との見方だ。ドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスやバイオ製薬のアムジェンなどディフェンシブ株が上昇。セールスフォースやマイクロソフトといったハイテク株も堅調。

日経平均株価は344円高の27872円と続伸。値がさ株中心に物色された。東証プライムの売買代金は3兆3237億円。東エレ、ソニーが上昇、オリックス、三菱商事が下落。

9日(水):
火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って3日続伸。中間選挙の投票が行われる中「政治的な行き詰まりにより大きな政策変更ができなくなるだろう」との見方。NYダウは年初来の下落率が10%未満に縮小。アムジェンが約6%上昇し過去最高値を更新。中間選挙で共和党が優位になり大統領の政党と議会の多数党が異なる「ねじれ」になれば債券市場は好感」との見方。国債利回りは低下。ビットコインは一時2020年11月以来の安値を付けた。

日経平均株価は155円安の27716円と3日ぶりに反落。米中間選挙をにらみながら動意薄の展開となった。東証プライムの売買代金は3兆3915億円。古河電工、クラレが上昇。任天堂、ダイキンが下落。

10日(木):
水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って4日ぶりに反落。中間選挙で共和党が予想ほど躍進しなかったことが材料。「共和党が勝てば少なくとも防衛関連株やエネルギー株など一部の銘柄が大きく上昇していただろう」。そんな声が聞こえる。ただビッドコインの急落や騰落レシオの上昇などが影響したと見る向きもある。ウォルト・ディズニーが13%安と2001年以来最大の下落率を記録。これも悪材料視された。

日経平均株価は270円安の27446円と続落。米中間選挙が予想外の接戦。夜に米消費者物価指数の発表を控え後場は動きが鈍かった。ビットコインの下落も悪材料視点された。東証プライムの売買代金は3兆812億円。鹿島、川重が上昇。ホンダ、クボタが下落。

11日(金):
木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って急反発。主要株価3指数はいずれも約2年半ぶりの大幅な上昇率を記録した。NYダウが3.7%。NASDAQが7.3%。S&P500が5.5%。10月の消費者物価指数(CPI)伸び率が鈍化。FRBの利上げペース減速観測を好感。「利上げによる米景気減速懸念が後退。すべてのセクターに買いが広がった」との解釈だ。

日経平均株価は817円高の28263円と3日ぶりに反発。28000円台回復は2か月ぶり。上昇幅は約1か月ぶりの大きさ。東証プライムの売買代金は4兆3749億円。キーエンス、リクルートが上昇。ニコン、高島屋が下落。SQ値28225円に対して1勝。

(2) 欧米動向

10月の雇用統計で非農業部門雇用者数は26万1000人増。
市場予想は20万人増だった。
失業率は9月の3.5%→3.7%に上昇。
12月以降の利上げ幅縮小の可能性を想定させた。
10月の消費者物価指数(CPI)は前年比伸び率が7.7%で9月の8.2%。
市場予想(8.0%)も下回った。
「インフレがピークアウトした兆し。
FRBが利上げペースを落とす可能性がある」との解釈だ。
前年比上昇率が8%を下回るのは2月以来。
伸び率は1月以降で最小となった。

(3)新興国動向

リババなど中国の電子商取引会社が開催した世界最大のオンラインセール「独身の日」。
調査会社によると最終日11日前半の売上高は4.7%減少した。
「中国の厳しい新型コロナウイルス規制と急激な景気後退により、消費者心理は低迷」との解釈だ。

【展望】

スケジュールを見てみると・・・。

【11月】9勝1敗、(勝率90%、1位)
     気学では「今月は突っ込み買いで小幅に稼ぐとき」。

14日(月)14日米中首脳会談、株高の日L
15日(火)7ー9月期GDP速報値、米生産者物価、NY連銀製造業景況感、独ZEW景況感、中国各種経済指標
16日(水)機械受注、第3次産業活動指数、訪日外客数、米小売り売上高、輸出入物価、鉱工業生産、NAHB住宅価格指数、対米証券投資、
17日(木)貿易統計、米住宅着工件数、建設許可件数、フィラデルフィア連銀製造業景況感、変化日
18日(金)消費者物価、米中古住宅販売件数、APEC首脳会議(→19日バンコク)
20日(日)FIFAワールドカップカタール2022開幕(→12月18日)
21日(月)首都圏マンション発売、株高の日L
22日(火)株高の日L
23日(水)勤労感謝の日で休場、米耐久財受注、新築住宅販売件数、FOMC議事録
24日(木)独IFO景況感、感謝祭でNY休場、株安の日L、変化日
25日(金)東京都区部消費者物価、企業向けサービス価格指数、米ブラックフライデー、
28日(月)米サイバーマンデー、 株高の日L
29日(火)失業率、商業動態統計、CB消費者信頼感、S&P住宅価格指数、FIFA住宅価格、株高の日L
30日(水)鉱工業生産、米ADP雇用レポート、GDP改定値、中国製造業非製造業PMI、MSCIパッシブ売買インパクト
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櫻井英明

Author:櫻井英明
日興証券での機関投資家の運用トレーダー、「株式新聞Weekly編集長」などを経て、2008年7月からストックウェザー「兜町カタリスト」編集長。幅広い情報チャネルとマーケット分析、最新経済動向を株式市場の観点から分析した独特の未来予測に定評があり、個人投資家からの人気も高い。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの公式スマホサイトにて、毎日、株式情報を配信中。

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