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《マーケットストラテジーメモ》 4月第4週



18日(月):
週末のNY株式市場はグッドフライデーで休場。3月の鉱工業生産指数は前月より0.9%上昇し3カ月連続で上昇。市場場予想は0.4%上昇だった。ニューヨーク連銀製造業業況指数は24.6と4カ月ぶりの大きさになった。

日経平均株価は293円安の2万6799円と続落。日足は陰線。「米長期金利の上昇への警戒感、中国経済の減速やウクライナ情勢の悪化に伴う資源高などが背景」との解釈。欧米の休場から市場参加者が少ないなかで値動きが大きくなった。下落幅は520円を超えた場面があった。後場は下落幅を約200円縮小した格好。TOPIXも続落。東証プライムの売買代金は1兆8722億円。クレセゾン、郵船が上昇。リクルート、キーエンスが下落。

19日(火):
週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って小幅続落。「原油高を背景に消費関連株が下落。一方長期金利の上昇を受けて金融株が上昇」との解釈。ウォルト・ディズニーが2%下落。ホーム・デポ、ナイキ、ボーイングなどが軟調。ネットフリックスが下落。ゴールドマン・サックスが3%高、JPモルガン・チェースが2%高。テスラ、マゾンは堅調。半導体株は上昇しSOX指数は1.88%高の3085ポイントと反発。

日経平均株価は185円高の26985円と3日ぶりに反発。前日の米株式市場で半導体関連株が上昇したのを受けて関連銘柄が堅調。円安も支えに上昇幅は一時300円を超えたがその後マイナスに転じた場面もあった。
香港株の大幅下落が影響した格好。「米金融政策やウクライナ情勢への警戒感も上値追いを妨げた」との解釈。TOPIXも反発。東証プライムの売買代金は2兆2336億円。アドテスト、スクリンが上昇。クレセゾン、エムスリーが下落。

20日(水):
火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って反発。主要3指数は約1カ月ぶりの大幅な上昇率となった。J&Jが3.1%上昇し最高値を更新。S&P500採用企業でこれまでに第1四半期決算を発表したのは49社。そのうち、利益が市場予想を上回った企業の割合は79.6%。長期平均の66%を上回っている。ネットフリックスは3.2%高。
ただ時間外取引で24%急落。ツイッターは4.7%安。3月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比0.3%増の179万3000戸。市場予測は174万5000戸への減少だった。

日経平均株価は232円高の27217円と続伸。2週間ぶりの高値水準を回復した。上昇幅は一時400円を越えた場面があった。プライム市場の売買代金は2兆6945億円。ファーストリテ、セブンアイが上昇。東エレ、アドバンテストが下落。

21日(木):
水曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。ネットフリックスが35.1%安と10年以上ぶりの大幅な下落率となった。フィンテック関連や巣ごもり関連セクターにも影響が拡大しNASADQは反落。一方好決算の、P&Gが2.7%、IBMが7.1%上昇。NYダウは続伸した。テスラが発表した第1四半期売上高は前年同期比81%増の188億ドル。市場予想の178億ドルを上回った。時間外取引でテスラ株は7%上昇。

日経平均株価は335円高の27553円と3日続伸。日中値幅は328円。金利上昇に対する過度な警戒感かわ後退。米株価指数先物の上昇がハイテクセクターにとって追い風。25日線と4月SQ値を上回った。プライム市場の売買代金は2兆5187億円。レーザーテック、花王が上昇。東電、グリーが下落。

22日(金):
木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って下落。前半はテスラなどの好調な企業業績を反映して上昇展開。FRBパウエル議長が「5月FOMC0.5%の利上げが検討される」と発言。序盤の上昇分を吐き出した。アルファベット、アマゾンなど大型グロース株が売られた。メタ・プラットフォームズは6.2%下落。過去2日間の下落率は13.5%。ネットフリックスは3.5%下落。
週間新規失業保険申請件数は前週比2000件減の18万4000件。市場予想は18万件だった。フィラデルフィア連銀業況指数は17.6と3月の27.4から低下。市場予想は21.0だった。

日経平均株価は447円80銭安の27015円26銭と4日ぶりに反落。米株式市場で主要株価指数が下落した流れを受けた格好。日経平均の下落幅は一時600円を超えた場面があった。東証プライムの売買代金は2兆3877億円。塩野義、東芝が上昇。東エレ、トヨタが下落。

(2) 欧米動向

サイレント期間入りを前にしたFRBのパウエル議長の発言。
「5月3─4日のFOMCで0.5%の利上げが検討される」。
今回はブレイナード理事ではなく、議長本人が矢面にたってのプレゼンス。
「金融政策の引き締めによってモノやサービスの需要が抑制され、企業の採用意欲が低下。
結果として持続不可能なほど過熱した賃金の上昇が抑制されることを期待している」。
明るさも暗さも感じられるコメント。
無理に持続可能を持ち出したところがやや迎合的だった。
もっとも・・・。
これでGWウィークの休暇中にとんでもないサプライズが起こる可能性は減った。
あるいは3月のように「0.5%利上げは織り込み済」で通過。
混沌払拭で事前のみそぎも通過。
スッキリする可能性も出てきた。
通常は非当事者がアレコレ詮索するから市場は時としておかしな方向へむかうものだ。

(3)新興国動向

国際通貨基金(IMF)の世界経済見通し。
2022年の世界経済の成長率予測を1月時点の予測から0.8%ポイント下方修正し3.6%とした。
経済成長率予測の下方修正は今年2度目。
23年の世界経済の成長率予測は0.2%ポイント下方修正し3.6%。
世界経済の成長率は中期的には約3.3%に減速する見通し。
04─13年は平均4.1%、21年は6.1%だった。
ウクライナは22年に35%のマイナス成長、ロシアは8.5%のマイナス成長に陥ると予想。
対ロシア制裁が強化され、エネルギー輸出も制限されれば、ロシア経済は23年までに17%のマイナス成長に陥る可能性があると予想。
22年のインフレ率予測は、先進国が5.7%、新興国・途上国が8.7%。
1月の予測からそれぞれ1.8%ポイント、2.8%ポイント上方修正した。
「過去75年間、国際関係・経済関係をつかさどってきたルールに基づく枠組みにとって重大な課題になる」との見方だ。

米国2022年3.7%(▲0.3)、2023年2,3%(▲0.3)。
ユーロ圏22年2.8%(▲1.1)、  23年2.3%(▲0.2)。
日本  22年2.4%(▲0.9)、  23年2.3%(△0.5)。
中国  22年4.4%(▲0.4)、  23年5.1%(▲0.1)。
インド 22年8.2%(▲0.8)、  23年6.9%(▲0.2)。

「新興国からに資本流出リスクが新興国で高まる」との指摘。
新本流出の確率を20%→30%に引き上げた。
最大50%の可能性もあるという。

【展望】

スケジュールを見てみると・・・。

【4月】6勝4敗、(勝率60%、4位)
    気学では「初旬に波乱あり。静観して見送りが良い」。

4月25日(月)企業向けサービス価格指数、独IFO景況感
4月26日(火)失業率、有効求人倍率、米耐久財受注、S&P住宅価格指数、新築住宅販売件数、CB消費者信頼感
4月27日(水)日銀金融政策決定会合(→28日)、米新築住宅販売、変化日、TOPIXパッシブ売買インパクト
4月28日(木)日銀展望レポート、鉱工業生産、商業動態統計、米第2四半期GDP速報値、東証REITCORE指数年次リバランス基準日
4月29日(金)昭和の日で休場、米シカゴ購買部協会景気指数、個人所得ミシガン大学消費者信頼感、ユーロ圏GDP速報値、中国財新製造業PMI
4月30日(土)中国製造業非製造業PMI、ラマダン明け 中国労働節(→5月2日)

【5月】6勝4敗、(勝率60%、4位)
    気学では「押し目買いの月。中旬に高値をつけると後半下押し。乱調を見せる」。

5月2日(月)2日新甫、米ISM製造業景況感、製造業受注、JOLT求人件数、建設支出、ADB年次総会(スリランカ)
5月3日(火)FOMC(→4日)、米製造業受注、憲法記念日で休場
5月4日(水)米ADP雇用レポート、貿易収支、ISM非製造業景況感、FRB議長会見、みどりの日で休場
5月5日(木)こどもの日で休場
5月6日(金)マネタリーベース、米雇用統計、消費者信頼感、変化日
5月9日(月)中国貿易収支、フィリピン大統領選、ロシア対独戦勝記念日、株安の日
5月10日(火)家計調査、独ZEW景況感、株高の日L、水星逆行開始
5月11日(水)系動向指数、米消費者物価指数、中国消費者・生産者物価
5月12日(木)国景気ウォッチャー調査、都心オフィス空室率、米生産者物価指数、変化日
5月13日(金)オプションSQ、マネーストック、ミシガン大学消費者信頼感、輸出入物価、株高の日L、MSCI日本株指数半期リバランス発表
5月16日(月)企業物価指数、NY連銀製造協景況感、中国各種経済統計、株安の日
5月17日(火)米小売り売上高、鉱工業生産、上げの特異日(下げ止まりの日)
5月18日(水)1−3月期GDP、米住宅着工、G7財務相・中央銀行総裁会議(ドイツ)
5月19日(木)貿易統計、機械受注、米フィラデルフィア連銀製造業景況感、中古住宅販売
5月20日(金)消費者物価、
5月21日(日)オーストラリア総選挙
5月22日(日)世界経済フォーラム(ダヴォス会議)
5月23日(月)首都圏マンション販売、独Ifo景況感、IT見本市「台北国際電脳展」
5月24日(火)米新築住宅販売
5月25日(水)米耐久財受注
5月26日(木)企業向けサービス価格指数、米GDP改定値、中古住宅販売契約、株高の日、変化日
5月27日(金)米個人所得、ミシガン大学消費者信頼感
5月30日(月)メモリアルデーでNY休場、バンクホリデーでロンドン休場
5月31日(火)失業率・有効求人倍率、商業動態統計、鉱工業生産、消費者態度指数、米CB消費者信頼感、CS住宅価格、FHFA住宅価格、株高の日L、変化日。MSCI日本株指数パッシブ売買インパクト
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櫻井英明

Author:櫻井英明
日興証券での機関投資家の運用トレーダー、「株式新聞Weekly編集長」などを経て、2008年7月からストックウェザー「兜町カタリスト」編集長。幅広い情報チャネルとマーケット分析、最新経済動向を株式市場の観点から分析した独特の未来予測に定評があり、個人投資家からの人気も高い。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの公式スマホサイトにて、毎日、株式情報を配信中。

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