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《マーケットストラテジーメモ》 12月第3週



【推移】

14日(月):
週末のNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。つなぎ予算は通過。ただ民主党のペロシ下院議長は「追加経済対策を巡る折衝がクリスマス明けの26日まで長引く可能性がある」とコメント。「追加経済対策を巡る不透明感が上値を抑えた」との解釈。12月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は81.4と前月の76.9から上昇。市場予想の76.5を上回った。11月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.1%上昇と4月以来の小幅な伸びにとどまった。

日経平均は79円高の26732円と3日ぶりの反発。一時200円以上上昇した場面もあったが上昇一服後は短期的な過熱感や国内における新型コロナの感染拡大を警戒し上昇幅を縮小した。日銀短観が市場予想を上回ったことも好材料。TOPIXは続伸し一時1800ポイント台を回復。東証1部の売買代金はで2兆3331億円。任天堂、NTTが上昇。テルモ、ヤマハが下落。

15日(火):
週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。NYダウは過去最高値を付ける場面もあったがウォルト・ディズニーの下落でマイナス圏に転じた。S&P500も一時1%近く上昇したが反落。新型コロナウイルスワクチン接種が開始。追加経済対策がいずれ成立するとの根強い期待が買い材料だった。
ただロンドン市が最も厳格な封鎖を発表。ニューヨーク市長が全面的なロックダウンの可能性を警告。これらを嫌気しての下落。NASDAQは反発。

日経平均株価は44円安の26687円と反落。東証一部の売買代金は2兆2219億円。川重、IHIが上昇。ANA、鉄が下落。株価よりも売買エネルギー減少の有無に注目。今日も「越えられるか時価総額の壁」。

16日(水):
火曜のNY株式市場で主要3指数は上昇。「新型コロナウイルスの感染者や死者が急増。11月の雇用統計が弱い内容だったことが経済対策の早期成立を促すという見方。景気に敏感な一般消費財や素材などのセクターが上げを主導した」との解釈。株価の上昇はコロナ警戒の退潮でなく経済対策への期待と解釈を変化させた格好。
来年上半期のiPhone生産計画を前年同期比3割増やす方針と報じられたアップルが5%上昇。9月以来の高値となりNASDAQは過去最高値を更新した。11月の鉱工業生産統計は、自動車生産の拡大を受けて製造業生産指数が0.8%上昇。市場予想の0.3%上昇を上回った。NY連銀製造業業況指数は4.9と前月の6.3から低下。市場予想は6.9だった。輸入物価指数は前年比0.1%上昇。石油製品の上昇が食品や自動車の下落に相殺され予想の0.3%上昇を下回った。「インフレは緩やかに推移する」との見方だ。

17日(木):
水曜のNY株式市場で主要3指数はまたマチマチの展開。NASDQは過去最高値を更新。S&P500は続伸。ただNYダウは反落。議会指導部は9000億ドル規模の新型コロナウイルス追加景気対策で合意に近づいたとの観測を好感。FOMCはFF金利の誘導目標を0─0.25%に据え置くと全会一致で決定。景気後退に対応するために将来にわたって金融市場に対する流動性供給を維持すると確約。
また景気回復が完了するまでゼロ近辺の主要政策金利を維持すると改めて表明した。日銀がETFを買えない歳末。ETFの購入見送りは18日連続。

日経平均株価は49円高の26806円と小幅に続伸。メジャーSQ値26713円は上回り3勝2敗。FOMCの金融緩和を長期間維持する方針を好感し買い安心感が高まったとの解釈。ただいつもと一緒で上値は重かった。「海外勢が少ない」と言う声もあるが、そもそも海外勢の注文を多くの市場関係者が確認できるのかどうかは微妙。東証1部の売買代金は2兆5456億円。SBG、エムスリーが上昇。ファストリテ、第一三共が下落。

18日 (金):
木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って上昇しそろって史上最高値を更新。3指数揃っての史上最高値更新は今月2回目。因みに米東部の大雪も12月としては過去最高。9000億ドル規模の追加景気対策を巡る米議会指導部の協議は合意に向けて前進。「新規失業保険申請件数が予想外に増加したことを受け、市場では景気対策が近く可決される」との味方。「バッドニュースはグッドニュースの継続」は「打って返し」のような印象。
FDAの諮問委員会はモデルナのワクチンの緊急使用を承認するようFDAに提言する見通し。グーグルが反トラスト法で提訴されたことからアルファベットが1%近く下落した。

日経平均株価は43円安の26763円と3日ぶりに反落。下値も堅く上値も重い展開。SQ値は上回り4勝2敗。週足陽線基準は26732円を上回り週足は陽線。TOPIXは3日続伸。東証1部の売買代金は2兆8959億円。FTSEの銘柄入れ替えで大引けに増加した。太平金、板硝子が上昇。ダイキン、地所が下落。


(2) 欧米動向

全米小売業協会(NRF)の試算。
クリスマス前の最後の土曜日「スーパーサタデー」で今年は1億5000人超が買い物をするという。
今年は19日がスーパーサタデー。
クリスマスまで約1週間の時間がある。
スーパーサタデーの支出額(店舗・オンライン販売含む)は361億ドル。
昨年の344億ドルから拡大するとの予想。
感謝祭翌日の金曜日「ブラックフライデー」の支出額は297億ドルだった。
ただスーパーサタデーに買い物を予定する消費者の42%が今年はインターネット通販のみで買い物を済ますという。

(3)新興国動向

バンク・オブ・アメリカが発表した12月機関投資家調査。
保有資産に占める現金の比率がリスク資産の「売りサイン」とされる4.0%に低下した。
「新型コロナウイルスのワクチン普及への期待から、株式相場や企業収益に一段と強気に傾いている」との解釈。
投資家は、コロナワクチンの普及が景気回復を後押しするとみている。
世界経済が「回復の初期段階にある」と答えた比率は70%。
2010年1月以来の高水準だった。

【展望】

スケジュールを見てみると・・・。

【12月】6勝4敗、(陽線確率60%)、過去15年9勝5敗(3位)
     気学では「押し目買い。上場機運。納会は平穏」

19日(土):スーパーサタデー(年末の駆け込み消費の日)
21日(月):テスラがS&P500ni採用、変化日、土星木星大接近
22日(火):米GDP確定値、週間小売り売上高、中古住宅販売、株高の特異日
23日(水):米新築住宅販売件数、耐久財受注、個人所得、FHFA住宅価格指数、
24日(木):企業向けサービス価格指数、株安の日
25日(金):失業率、クリスマス
28日(月):鉱工業生産、ボクシングデー、GOTOトラベル全国一斉停止
29日(火):米CS住宅価格指数、変化日
30日(水):大納会、中国製造業PMI、FTSE日本指数3月半期リバランス基準日
31日(木):大晦日、中国製造業PMI、非製造業PMI、英国のEU離脱期限が終了

株価が高いと登場する明るい解釈。
「コロナウイルスのワクチン供給開始や米追加経済対策の早期成立期待が背景。
景気敏感株を中心に幅広い銘柄が買われた」。
株価が安いと登場する暗い解釈。
「コロナ拡大に対する警戒感が高まり、米追加経済対策に対する疑念も台頭。
景気敏感株を中心に幅広い銘柄が売られた」。
解釈が先にあるのではなく、株価動向に左右される解説。
たった1日で状況が変わる訳もないが、それでも日々変わる「おかわり解説」。
1杯目が強気でも2杯目は弱気。
この繰り返しで時間と株価が推移する興味深い状態。
市場関係者や市場参加者は違和感は感じているに違いない。
それをわかって上で甘受されているのだろうが、解釈する方にもう少し知恵が欲しいもの。
どんな時も十年一日。
結局、株価上昇の時は「期待感台頭」。
あるいは「損失覚悟の買戻し」。
株価下落の時は「警戒感台頭」。
あるいは「利益確定売り」。
これで片づけられる。
だったら材料は何でも良いとも言える。
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櫻井英明

Author:櫻井英明
日興証券での機関投資家の運用トレーダー、「株式新聞Weekly編集長」などを経て、2008年7月からストックウェザー「兜町カタリスト」編集長。幅広い情報チャネルとマーケット分析、最新経済動向を株式市場の観点から分析した独特の未来予測に定評があり、個人投資家からの人気も高い。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの公式スマホサイトにて、毎日、株式情報を配信中。

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