
【前引け概況】
午前終値は前日比5円83銭高の1万6743円32銭だった。
29日の米国株の反発を支えに投資家心理が改善し、徐々に見直し買いが優勢となった。自動車や素材など景気敏感株に買いが入り株式相場を下支えした。
30日午前の東京外為市場ではドル・円は102円18銭付近で推移し円安一服となっている。
ドル・円は101円90銭台で寄り付いた後、日経平均の安寄りを受け101円76銭まで下落。
日経平均がプラス圏に反転したことでドルは102円24銭まで値を切り上げたが、その後、102円10銭近辺でもみ合いとなっている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で6175億円だった。売買高は5億8513万だった。東証1部の値上がり銘柄数は772と、全体の約39%を占めた。値下がりは1010、変わらずは179銘柄だった。

個別では米アップルの新型iPhone公開期待が高まり、関連銘柄であるアルプスや村田製、太陽誘電が上昇した。
その他、トヨタ自動車は為替の円安一服にもかかわらず堅調。村田製作所、ブイ・テクノロジーなども買われた。
一方、NTT、KDDIなど情報通信関連が売られ、東日本旅客鉄道も売られた。前日ストップ高に買われたインフォマートが大きく利食われ急反落となった。
東証2部株価指数も続伸した。前引けの2部指数は、前日比13.77ポイント高の4347.88となった。
個別銘柄では、シャープ、ジースリーHD、岡本工機が買われ、ピクセラ、イトーヨーギョー、ヨネックスが下げた。
【市況】日経ジャスダック平均株価続伸。極楽湯などが買われる。

日経ジャスダック平均株価は続伸した。
前引けは前日比1円49銭高の2462円91銭と続伸となった。
材料の出た個別銘柄を物色する動きが続いたものの、全般に手掛かり難のうえ、週末に米利上げの動向を占ううえで重要な8月の米雇用統計の発表を控え、新興株市場でも模様眺めムードが広がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で327億円、売買高は8185万株。
個別銘柄では北川精機が一時ストップ高。極楽湯やシライ電子、倉元が値上がり率上位に買われた。半面、モジュレが一時ストップ安、アドアーズやFVC、セレスポは下落した。
【市況】マザーズ指数は続伸

東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比3.72ポイント高い900.61だった。
個別銘柄ではASJがストップ高。そーせいやモバファク、インテアHD、オンコリスも買われた。半面、イーガーディやドリコム、モブキャス、サイバダインは下げた。