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兜町カタリス

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<兜町カタリスト>

「参りました」

米国株式市場はダウとS&P500が下落。
NASDAQは反発とマチマチの展開。
意味もなく待ち望んでいたFRBイエレン議長のジャクソンホールでの講演は通過。
「追加利上げに対する説得力は増した。
米経済は最大雇用と物価安定の二大目標達成に近づいている。
利上げペースはゆっくりとしたものになる」というのが玉虫色の骨子。
利上げが差し迫っているとの印象は少なかった。
イエレン議長は具体的な利上げ時期には言及しなかった。
しかし周囲は「年内利上げの可能性を後押しする」と解釈された。
フィッシャー副議長は「FRBは依然として年内利上げの軌道にある」と発言。
ドル高、株安の流れとなった。9月利上げの確率は約36%と前日の21%から上昇。
12月の確率は63.7%。
前日の51.8%から上昇した。
移り気な市場の焦点は週末の雇用統計に向けられるという陳腐な展開となるのだろう。

日経平均株価は週間で約185円の下落。
週足では2週連続で陰線。
米国株の上値が重く上値では戻り売り。
下値では日銀のETF買い期待からの買い。
この2つの要因からのこう着感だった。
物色対象は日替わりで、売買も低水準。
金曜は警戒売りから下落幅を拡大した。
ただジャクソンホールのイベントも通過。
ドル円の101円台後半を手がかりに大証夜間取引終値は16590円まで戻してきた。
東証1部の騰落レシオは78.95と80%を割れ込んだ。
一般的には「80以下は
売られ過ぎ」とされており底入れを探る動きは活発化しようか。
また8月29日は上昇特異日という指摘もある。
過去54回は35勝19敗で勝率64%。
8月では最も勝率の高い日だという。
日銀のETF買いは2日連続。
下は買うというメッセージが感じられており上を追う主体の登場に期待したい日。

「東証1部企業の4社に1社。公的マネー、筆頭株主に」の日経1面トップ記事。
GPIFと日銀を合わせた公的マネーが東証1部上場企業の4社の1社で実質的筆頭株主。
運用金額130兆円のGPIF。
日本株運用比率は25%。
日銀は年間6兆円の日本株を買う方針。
TDKが17%、アドバンテストが16.5%、トレンドマイクロが15%。
横河14.2%、日東電工14.2%、コムシス13.1%、
クレセゾン12.9%、ファナック12.6%、コナミ12.3%、テルモ12.2%、
日水12.1%、セコム12%、住友重機11.9%。
「市場機能低下も」という懸念も小賢しげに登場しているが、需給はかなり良くなる。
一言でいえばストックショートの時代。
20年前にこの事態を予言した先輩がいた。
何のことやら理解できなかった今にしてみれば公的機関化現象とも言える。
機関化現象とは・・・。
証券市場において、個人投資家が市場への直接参加の度合いが低下。
生命保険会社や投資信託会社などの機関投資家の比率が高まる現象のこと。
個人投資家の比率低下は悩ましいところだが、国内投資家の比率の上昇は悪くない。
全体の7割の売買を海外投資家が行っているのが現実。
だから、為替に注意し、株価材料は海外要因ばかりがクローズアップされる。
国内投資家比率が高まれば年に一度ジャクソンホールで踊ったり月に一度の雇用統計祭りもなくなろう。
経済指標とイベントスケジュールしか材料のないFXの世界の呪縛からも解き放たれよう。
その時に初めて日本株の主役はこの国に戻ってくるに違いない。

もうひとつ日経1面の内閣支持率にあった小賢しげな解釈。
日銀マイナス金利を「評価する」は33%。
「評価しない」は47%。
物価が「上がると思う」は60%。
「思わない」は33%。
これはこれで健全な数値。
違っているのはその解釈。
「マイナス金利は投資や消費を活発にすることで物価の上昇を促す」。
本当にそうなのだろうか。
マイナス金利で投資が拡大しただろうか。
むしろ導入以来株価は下落基調。
消費も同様だろう。
物価は決して上がっていない。
そもそも・・・。
明日の方が今日より物が高くないのがマイナス金利。
それで物価が上がると思うのが間違っているのは子供でも分かるだろう。
立派な経歴の大人が「マイナス金利は物価上昇の杖」なんて考えているとしたら少し変だろう。
明日の方がモノの値段が高いから人は物を買う。
これが増えれば仮儒の増大につながる。
今はこの仮儒は全くない。
しかも買い控え。
インフレを恐れるなかりにオッカナびっくりのハンドリングでは見間違えようか。

◇━━━ カタリスト ━━━◇

トラスト・テック(2154)・・・動兆

トラスト・テックに注目する。
同社は製造系技術者派遣・請負と開発系技術者派遣の2本柱。
自動車・半導体関連の好調から業績は絶好調。
前6月期は50%近い増収増益。
今期も30%近い増収増益で最高益更新の見通し。
従来の機械・電気系からIT・ソフトへの拡張に期待感。
人材面でのIoT・AI関連銘柄。
「参りました」というか「みいつけた」という印象。

(兜町カタリスト櫻井)
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櫻井英明

Author:櫻井英明
日興証券での機関投資家の運用トレーダー、「株式新聞Weekly編集長」などを経て、2008年7月からストックウェザー「兜町カタリスト」編集長。幅広い情報チャネルとマーケット分析、最新経済動向を株式市場の観点から分析した独特の未来予測に定評があり、個人投資家からの人気も高い。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの公式スマホサイトにて、毎日、株式情報を配信中。

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