
【10時の概況】
24日10時現在の日経平均株価は前日比131円86銭高の1万6629円22銭で推移、前日比の上げ幅は一時150円まで広がったが、その後はやや伸び悩んでいる。
前日の東京市場で1ドル=99円台まで上昇した円相場が100円台半ばに下げ、トヨタやパナソニックなど輸出関連株への買いを誘っている。半面、塩野義や日ハムなど内需株の一角には売りが出ており上値を抑えている。
イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を26日に控えて様子見姿勢も強い、持ち高を一方向に傾ける動きは限られている。
JPX日経インデックス400やTOPIXも高値圏でもみ合っている。業種別TOPIXでは全33業種中30業種が上昇し、「輸送用機器」「非鉄金属」「保険業」などの上げが目立つ。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で4525億円、売買高は4億849万株。値上がり銘柄数は1325、値下がりは468、変わらずは162。
業種別では33業種中30業種が上昇し、下落は水産・農林、小売、石油・石炭の3業種にとどまっている。値上がり率1位は非鉄金属で、以下、輸送用機器、保険、金属製品、証券・商品、電気・ガスと続いている。
日経平均プラス寄与度トップはソフトバンクで、日経平均を28.72円押し上げている。次いでアステラスが9.67円、ファナックが6.64円、東エレクが6.60円と続く。
マイナス寄与度は14.06円の押し下げでファストリがトップ。以下、KDDIが4.69円、アルプスが2.07円、ダイキンが1.6円と続いている。

個別では、ホンダや日産自など自動車株に買いが優勢になっている。証券会社が投資判断を引き上げたソフトバンクが商いを伴って買われ、三菱UFJや三井住友FG、みずほFGなどメガバンクも軒並み上げている。ファミリーM、ソニー、東電HDも高い。
半面、任天堂が安く、小野薬やニトリHD、ファストリがさえない。しまむらが大幅安となり、KDDI、NTTドコモも下げている。
東証2部株価指数も反発している。朝日インテク、シャープ、システムソフが高い。半面、ゼニス羽田、ジー・スリー、ラオックスが安い。
225先物はナティクス・アムロ・大和・みずほ・パリバ・GSが買い越し。
クレディ・JP・野村・ドイツ・モルスタ・日興・シティが売り越し。
TOPIX先物はメリル・JP・クレディが買い越し。
UBS・バークレイズ・野村・ソジェン・大和が売り越し。
外資系等は日立建機(6505)、朝日インテック(7747)、エフピコ(7947)、堀場(6856)、タムラ(6768)、フェローテック(6890)、ソニー(6758)、スクリン(7735)に注目。
テクニカル的には不動テトラ(1813)、日清食(2897)、シークス(7613)、Fマート(8028)、ユニー(8270)、日本化(4092)、日本空調(4658)、共栄製鋼(5440)、冶金工(5480)、愛知鋼(5482)、三井金(5706)、岡部(5959)、東京綱(5981)、ディスコ(6146)、キトー(6409)、ミネベア(6479)、キッツ(6498)、日立(6501)、日立工(6581)、サクサ(6675)、パナソニック(6752)、ミツミ(6767)、スミダ(6817)、デンソー(6902)、日野(7205)、前田工繊(7821)、物産(8031)、アジア投資(8518)、日立物(9086)、ニッチ学館(9792)が動兆。