
【10時の概況】
10時時点の日経平均は前日比60円95銭安の1万6537円24銭で推移している。
原油価格反落や、ドル安円高などが影響して東京市場はやや売り優勢でスタート。
日経平均は1万6500円台で推移している。
22日のNY原油先物相場は8営業日ぶりに反落した。イラクやナイジェリアで原油輸出が増えるとの見方が浮上して、需給の悪化懸念が広がった。月初から原油価格は堅調に推移していただけに、東京株式市場でも資源関連に利益確定売りを誘った。
為替市場では、ドル・円が100円04銭まで円高ドル安に推移する場面が見られたが、日経平均への影響は限定的。先物、オプション市場も参加者が少ないことで、動意薄の地合いとなっている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反落した。
午前10時現在の東証1部の値上がり銘柄数は708、値下がり銘柄数は1084、変わらずは170銘柄だった。
業種別では33業種中、10業種前後が高い。値上がり上位は医薬品、食料品、電力ガス、水産、空運、小売など。一方、値下がりで目立つのは保険、鉄鋼、石油、鉱業、輸送用機器、ゴム製品など。
日経平均マイナス寄与度は7.58円の押し下げで日東電がトップ。以下、ホンダが6.95円、TDKが6.25円、信越化 が4.88円と続いている。
プラス寄与度トップはKDDIで、日経平均を20.39円押し上げている。次いでアステラスが6.25円、塩野義が4.34円、花王が2.70円と続く。
個別では、トヨタやホンダが下げた。国際石開帝石や新日鉄住金が安い。三菱商や住友商も売られた。任天堂は下落した。
一方、小野薬やアステラスが上げた。NTTやKDDIが高い。日清食HDや花王が買われた