
【大引け概況】
19日の日経平均株価は反発した。前日比59円81銭高の1万6545円82銭で終えた。
前日の欧州株が軒並み堅調だったことや、米国株市場ではNYダウなど主要3指標が小幅ながらいずれも高く、買いが先行した。
商社など資源関連が上昇して相場全体をけん引した。海外の機関投資家が割安株を物色する流れが続き、金融株などが買われた。一方で、食料品や医薬品などのディフェンシブ銘柄への売りが上値を抑えた。
朝方に日経平均は堅調に推移していたものの、昼ごろには下げる場面があった。日銀の上場投資信託(ETF)買いへの思惑で日中の相場が乱高下しやすくなっている。
しかし、下値を売り崩すような動きもみられず、海外市場と比べた相対的な出遅れ感を背景に水準訂正を見込んだ買いが入り、再び前日比プラスに。
JPX日経インデックス400も反発した。終値は前日比39.48ポイント高の1万1653.93だった。
東証株価指数(TOPIX)も反発し、4.88ポイント高の1295.67で終えた。
東証1部の売買代金は概算2兆1億円だった。売買高は17億5299万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は982と全体の50%を占めた。値下がりは826、変わらずは165銘柄だった。

個別では、三菱UFJや第一生命が上昇した。トヨタやマツダが買われた。資源関連の国際石開帝石や三菱商など商社株の上げが目立った。半導体市況回復の期待が高まり東エレクや日立国際、SUMCO、富士通など高い。
一方、NTTやKDDIが下落した。小野薬や塩野義が売られた。JR東日本やJALが安い。任天堂は下げた。ファミリーマート、花王も売りが優勢だった。
フュージョンパートナーが大きく利食われ、ピーシーデポコーポレーションの下値模索も続く。
東証2部株価指数は反発した。大引けの2部指数は、前日比5.51ポイント高の4293.22となった。個別銘柄ではイトーヨーギョーがストップ高。ゼニス羽田やシャープ、ASTI、KIHD、アートSHDが上昇した。半面、アサヒ衛陶、FUJIKO、フライト、神島化学工業、朝日インテクが下落した。
【市況】日経ジャスダック平均株価は4日続落、1カ月半ぶり安値

日経ジャスダック平均株価は4日続落した。終値は前日比3円90銭安い2437円97銭と、7月8日ぶりおよそ1カ月半ぶりの安値を付けた。新規の手掛かり材料に乏しく、積極的な買いが手控えられた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で212億円、売買高は5533万株だった。
個別銘柄ではエスプール、JHD、アストマックス、エンジャパン、極楽湯、セプテニHDが下落した。半面、ジオネクストがストップ高。幼児活動研究会、UTグループ、マクドナルド、平田機工、フェローテクが上昇した。
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【市況】東証マザーズ指数は3日ぶり反発、指数への影響度が大きいそーせい上昇

東証マザーズ指数は3日ぶりに反発した。
指数への影響度が大きいそーせいが上げた。前日に2016年9月末の配当を1株15円にすると発表したキャリア、INSPECがストップ高。
AWSHD、Eガーディアン、中村超硬、ミクシィやモブキャスも買われた。
一方、午前に空売りを専門とする米調査会社シトロン・リサーチのリポートに対する見解を公表したサイバダインは連日で売りに押された。総医研、Trends、モバファク、ジグソーも下げた。