
【10時の概況】
19日10時現在の日経平均株価は前日比83円16円銭高の1万6569円17銭で推移している。
前日のニューヨーク原油先物相場が1カ月半ぶりの高値を付けた。19日の東京商品取引所でも原油が堅調に推移し、総合商社など資源関連株に個人投資家の買いが入って相場を押し上げた。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小高い。
導体製造世界最大手の米アプライドマテリアルズ(AMAT)が18日発表した2016年5~7月期決算は、売上高が前年同期比13%増だった。半導体製造装置の市場の回復の期待が広がり、東京株式市場でも同業の東エレクや日立国際などに買いが波及した。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で5002億円だった。売買高は4億5160万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1138と、全体の58%を占めた。値下がりは662、変わらず171銘柄だった。
業種別では33業種中21業種が値上がり。1位は鉱業で、以下、卸売、輸送用機器、石油・石炭と続く。値下がり上位には陸運、食料、医薬品が並んでいる。
日経平均プラス寄与度トップはファストリ で、日経平均を32.82円押し上げている。次いで信越化が8.52円、ホンダが7.15円、トヨタが5.55円と続く。
マイナス寄与度は10.78円の押し下げでKDDIがトップ。以下、アステラスが7.52円、塩野義が4.06円、中外薬が3.71円と続いている。

個別では、三菱UFJや三井住友FGが上昇した。三井物や住友商が高い。富士通や東芝が買われた。2017年2月期の増配の方針が伝わったリソー教育も上げた。
一方、KDDIやNTTが下落した。JR東海やJALが下げた。任天堂は売られた。
東証2部株価指数は反発した。ゼニス羽田やシャープが上げた。半面、朝日インテクやアサヒ陶が下げた。
225先物はソジェン・アムロ・GS・メリル・松井が買い越し。
野村・ドイツ・シティ・マネ・JP・大和・クレディが売り越し。
TOPIX先物はメリル・パリバ・ドイツ・モルスタが買い越し。
GS・ソジェン・バークレイズ・野村・クレディが売り越し。
外資系等はファーストリテ(9983)に注目。
テクニカル的には大倉工(4221)、イオン北(7512)、東京精密(7729)が動兆