
【大引け概況】
16日の日経平均株価は続落した。
終値は前日比273円05銭安の1万6596円51銭で終えた。
急速な円高進行を受けて企業の採算悪化への警戒感が改めて強まり、幅広い銘柄に売りが出た。
東証昼休み時間帯から外国為替市場で円相場が強含み、午後は1ドル=100円台前半まで円高・ドル安が進行した。円高と歩調を合わせ、株価指数先物や現物株に断続的な売りが出た。
夏休みシーズンで市場参加者が少なく、売買の厚みに乏しいため、株安と円高が一気に進んだという。
JPX日経インデックス400は続落し、前日比169.13ポイント安の1万1684.54で終えた。
東証株価指数(TOPIX)も続落し、終値は前日比18.16ポイント安の1298.47だった
東証1部の売買代金は概算で1兆9787億円と前日に続いて2兆円を下回った。売買高は16億1458万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1672と全体の8割強、値上がりは217、変わらずは83だった。

個別では、
急速な円高進行によりトヨタや富士重、マツダなど自動車株が下落した。ファーストリテイリングも大幅安。任天堂も下落した。
半面、LINEが商いを伴い上昇。日本ゼオン、日本写真印刷、DOWA、エーザイや楽天が買われた。
東証2部株価指数は6営業日ぶりに小幅反落した。
ジースリーHD、エイチワン、RVH、アートSHDが下落し、シャープ、桜島埠頭、安川情報が上げた。
【市況】日経ジャスダック平均株価は3日ぶりに反落。マクドナルドなどが下がる。

日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに反落した。終値は前日比9円56銭安の2458円28銭だった。
手掛かり難のなか、朝方から利益確定目的の売りが先行した。外国為替市場で円高・ドル安が進行して東証1部の大型株が下げ幅を広げ、投資家心理が弱気に傾いたのも新興株の重荷だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で297億円、売買高は9848万株だった。
個別銘柄ではアストマクスがストップ安。マクドナルド、平田機工が下落した。半面、CSロジネット、北川精機がストップ高。極楽湯やセプテニHD、エンジャパンは上昇した。
【市況】東証マザーズ指数は5日続伸 AWSHD、INSPEC等が一時ストップ高

東証マザーズ指数は小幅に5日続伸した。終値は前日比0.87ポイント高の947.19だった。
個別銘柄では、MRTがストップ高。AWSHD、INSPECも一時ストップ高。そーせいやモブキャス、エナリスが上昇した。
半面メディビがストップ安。サイバダインやJIGSAW、ミクシィが下落した。