
【前引け概況】
16日午前の日経平均株価は小幅に続落した。前引けは前日比42円47銭安の1万6827円09銭だった。
外国為替市場で円相場が1ドル=100円台後半まで円高・ドル安に振れ、歩調を合わせて株価指数先物や現物株に売りが出た。
ただし、夏休みシーズンで休暇を取る市場参加者が多く、一方的に下値を探る動きは限られた。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はそれぞれ小幅に続落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で7745億円、売買高は6億1888万株。東証1部の値上がり銘柄数は792、値下がりは999、変わらずは170だった。

個別ではファストリやKDDIが下げ、日経平均を2銘柄で30円強押し下げた。
ピーシーデポコーポレーションが続落し、ワコムも下値模索が続いている。ブイ・テクノロジーが大幅安となっている。
一方、15日の米国株式市場で米預託証券が大幅に上昇したLINEが商いを集め続急伸。三菱UFJや三井住友FGなど銀行株が買われた。
東証2部指数は6日ぶりに小幅反落した。ジースリーHD、朝日インテク、RVH、エイチワンが下げ、アサヒ陶、安川情報、ラオックスが上昇した。
【市況】日経ジャスダック平均反落 マクドナルドなどが下落。

日経ジャスダック平均株価は小幅ながら反落した。
午前終値は前日比1円45銭安の2466円39銭だった。
新規の取引材料に乏しく相場の方向感が出にくいなか、目先の利益を確定する目的の売りが散発的に出た。もっとも、売り一巡後は押し目買いも入ったため、下げ幅は限定的だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で154億円、売買高は4590万株。
個別銘柄ではアストマクスが一時ストップ安。マクドナルド、平田機工が下落した。半面、極楽湯や北川精機、エンジャパンが上昇した。
【市況】マザーズ指数は反落、ハウスドゥなどが売られる

東証マザーズ指数は反落した。
午前終値は前日比4.04ポイント安い942.28だった。
個別銘柄では、ハウスドゥ、サイバダインやイーガーディ、ミクシィが下落した。一方、そーせいやエナリス、JIGSAWは上昇した。