
【10時の概況】
16日10時現在の日経平均株価は前日比20円50銭安の1万6849円06銭となっている。
外国為替市場で円相場が1ドル=100円台後半まで円高・ドル安に振れ、歩調を合わせて株価指数先物や現物株にも売りが出た。ただ市場参加者は少なく、一方的に下値を探る動きも限られている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も前日終値近辺での小動き。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で4689億円、売買高は3億8752万株と薄商い。東証1部の値下がりは860、値上がり銘柄数は877、変わらずは207だった。
業種別では33業種中17業種が値上がり。1位は石油・石炭で、以下、非鉄金属、鉱業、銀行と続く。値下がり上位には海運、食料、不動産が並んでいる。
日経平均マイナス寄与度は22.66円の押し下げでファーストリテイリングがトップ。以下、KDDIが7.5円、電通が6.25円と売られている。
プラス寄与度トップはソフトバンクで、日経平均を9.38円押し上げている。次いでファナックが8.01円、TDKが2.34円と買われている。
個別では、ソフトバンクが引続き上昇しているほか、そーせい、LINEが買われている。
一方、ファーストリテイリング、KDDI、ブイ・テクノロジーが前日比1%超下落となっている。
東証2部株価指数は小動き。朝日インテク、RVHが下落し、アサヒ陶、安川情報が上昇している。