
【寄り付き概況】
10日の日経平均株価は前日比65円89銭安の1万6699円08銭で寄り付いた。
その後は下げ幅を90円あまりに拡大する場面があった。
前日の海外市場で円相場が1ドル=101円台後半と前日の102円台から上昇したことを受けトヨタやマツダなど主力の輸出関連株に売りが先行した。
半面、日銀が株価指数連動型上場投資信託(ETF)の年間買い入れ額をほぼ倍増させたことを受け、下値を売り込む動きも限られている。
値動きが日経平均に与える影響が大きいKDDIや京セラなど値がさ株の一角に裁定取引の解消に伴う売りが出たことも寄り付きの指数を押し下げた。
内閣府が発表した6月の機械受注統計は民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」が前月比8.3%増と、3カ月ぶりに伸び市場予想も上回った。
ただ基調判断が「足踏みがみられる」に据え置かれたこともあって、現時点では好感した動きは目立っていない。
225先物はソジェン・ドイツ・クレディ・アムロ・モルスタが買い越し。
バークレイズ・みずほ・野村・日興・楽天・UBS・SBIが売り越し。
TOPIX先物はドイツ・クレディ・みずほ・JP・三菱が買い越し。
バークレイズ・GS・メリル・アムロ・モルスタが売り越し。
外資系等はレーザーテック(6920)、HUG(3676)、扶桑化学(4368)、バンナム(7832)、アウトソ(2427)に注目。
テクニカル的には三井化学(4183)、日合成(4201)、ニチバン(4218)、リゾートト(4681)、MORESCO(5018)、東製鉄(5423)、日製鋼(5631)、アーレスティ(5852)、SMC(6273)、新川(6274)、セガサミー(6460)、ユーシン(6482)、東洋電(6505)、新電元(6844)、ローム(6963)、日東電(6988)、じもと(7161)、エフテック(7212)、プレス工(7246)、内田洋行(8057)、商事(8058)、西華産(8061)、平和不(8803)、近鉄エクス(9375)、GMO(9449)、東宝(9602)、富士ソフト(9749)、ソフトバンク(9984)、ベルーナ(9997)が動兆。