
【10時の概況】
8日10時現在の日経平均株価は前週末比341円78銭高の1万6596銭23円で推移している。
米雇用統計上振れという追い風のなか、東京市場は買い優勢で取引を開始。大型株を中心とした買いで、日経平均は1万6600円レベルまで上昇している。
日経ボラティリティ・インデックス(VI)は20.46pまで低下するなどリスク・プレミアムは一段と低下。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発した。
業種別では33業種中32業種が上昇し、下落は医薬品の1業種のみ。値上がり率1位は保険で、以下、銀行、海運、不動産、機械、非鉄金属と続いている。
日経平均プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を32.04円押し上げている。次いでファナックが22.86円、ソフトバンクが19.69円、東エレクが15.63円、TDKが14.46円と続く。
マイナス寄与度は4.1円の押し下げでコムシスHDがトップ。以下、NTTデータが3.13円、テルモが2.34円、花王が1.45円、大林組が1.45円と続いている。
主力のファストリやソフトバンクが上昇した。金融の三井住友FGやみずほFGが高い。車載用電池事業から撤退すると伝わった日産自が上げた。
一方、NTTドコモやKDDIが下落した。ファミリーMやリクルートが下げた。大林組や鹿島も下落した。
一方、マザーズ指数は下げ幅を拡大しており900p台を割り込んでいる。
225先物はドイツ・ソジェン・アムロ・クレディが買い越し。
シティ・みずほ・パリバ・SBI・日興・UBSが売り越し。
TOPIX先物はメリル・クレディ・ソジェンが買い越し。
バークレイズ・大和・ドイツが売り越し。
外資系等は大塚HD(4578)、参天(4536)、ハウス食品(2810)に注目。
テクニカル的にはツガミ(6101)、電気興(6706)、トヨタ(7203)、小糸(7276)、芦森工(3526)、日本化(4092)、三菱ガス(4182)、クイック(4318)、オカモト(5122)、住友鉱(5713)、UACJ(5741)、島精機(6222)、岡村製(7994)、小林産(8077)、ファーストリテ(9983)が動兆。