
【大引け概況】
5日の日経平均株価は、小幅ながら反落した。終値は、前日比44銭安の1万6254円45銭だった。
7月の米雇用統計の発表を前に様子見姿勢が強まった格好。日経平均の下落幅は2014年4月17日以来およそ2年4カ月ぶりの小ささだった。
前日に英イングランド銀行(中銀)が利下げと量的金融緩和を決めたため、朝方は運用リスクを取りやすくなった海外投資家の買いが優勢だった。
株価指数先物に断続的に買いが続き、日経平均の上げ幅は100円を超える場面があったが、買い一巡で次第に伸び悩んだ。
JPX日経インデックス400は小反落し、前日比29.48ポイント安の1万1511.57だった。
東証株価指数(TOPIX)も小幅続落し、終値は前日比3.09ポイント安の1279.90だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆1988億円。売買高は18億8957万株だった。
東証1部の値下がり銘柄数は1213、値上がりは616、変わらずは141だった。

個別では、決算がさえなかったグリーが安く、三菱UFJ、三井住友FG、みずほFGなどメガバンクも売りに押された。
一方、トヨタが大幅上昇した。業績予想を情報修正したバンダイナムコが大きく買われた。前日に決算発表と同時に自社株買いを発表したツムラが高い。
東証2部株価指数は5日続落した。
ウインテスト、ゼット、FUJIKOが売られ、光陽社、MCJ、カワセコンピュが上昇した。
【市況】日経ジャスダック平均続落、雇用統計前に調整。

日経ジャスダック平均株価は3日続落した。終値は前日比5円40銭安い2447円91銭だった。
日本時間5日夜に発表される7月の米雇用統計の結果次第で円相場や東証1部の大型株が大きく変動すれば新興市場も影響を受けるリスクが意識され、持ち高を調整する目的の売りが優勢だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で356億円、売買高は6771万株だった。
個別銘柄ではマクドナルドやDAC、日本ラッドが下落した。半面、クルーズやドーン、サンキャピタルは上昇した。
【市況】東証マザーズ指数続落、フリークアウトなどが売られる。

東証マザーズ指数は続落した。終値は前日比5.45ポイント安い917.29だった。
個別銘柄では、フリークアウト、サイバダイン、モバファクが下落した。一方、そーせいや、ミクシィ、AMBITが上昇した。