
【10時の概況】
10時現在の日経平均株価は前週末比95円12銭安の1万6474円15銭で推移している。
寄り付きの日経平均株価は反落して始まった。
前週末に比べ190円ほど安い1万6300円台となっており、取引開始直後には下げ幅が200円を超える場面もあった。
7月29日の外国為替市場で円相場は一時1ドル=101円台に上昇し、輸出関連企業の採算悪化につながるとの警戒感が広がった。
10時ごろから日経平均株価は下げ渋っている。
円相場が一時、1ドル=102円台半ばまで戻り、円高が一服しているのが日本株の支えになっている。医薬品株への買いが目立つ。武田は7月29日に市場予想を上回る4~6月期の営業増益を発表し、株価は一時4%近く上昇した。アステラスも買われている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を縮めている。
業種別では33業種中30業種が下落し、上昇は精密機器、医薬品、情報・通信の3業種にとどまっている。値下がり1位は空運で、以下、海運、証券・商品、ガラス・土石、その他製品、金属製品と並ぶ。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7245億円、売買高は7億2493万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1573と、全体の約8割を占めた。値上がりは295、変わらずは91銘柄だった。
日経平均マイナス寄与度は9.06円の押し下げで日東電がトップ。以下、TOTOが7.26円、東エレクが6.39円、コナミHDが5.3円と続いている。
プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を15.69円押し上げている。次いでソフトバンクが12.83円、TDKが11.37円、武田が5.65円と続く。

個別では、4~6月期が営業減益だったパナソニックは下げ幅を拡大し、関西電と村田製も一段安となっている。三菱ケミHDと野村はきょうの安値圏となっている。一方、りそなHDは上げ幅を広げた。売りが先行したJFEと小野薬は上げに転じている。
東証2部株価指数は反落している。シャープとラオックスが下げ、ヨネックスとアートSHDが上げた。
225先物はアムロ・野村・マネ・シティ・大和・みずほが買い越し。
ドイツ・クレディ・モルスタ・メリル・松井・UBSが売り越し。
TOPIX先物は野村・みずほ・バークレイズ・モルスタ・ソジェンが買い越し。
GS・メリル・ドイツ・クレディ・カブコムが売り越し。
外資系等はOLC(4661)、JSP(7942)、セリア(2782)、スタートト(3092)に注目。
テクニカル的には若築(1888)、丸大食(2288)、味(2901)、ハウス食(2810)、中越パ(3877)、ミヨシ(4404)、JCRファーマ(4552)、ガイシ(5333)、MARUWA(5344)、山特鋼(5481)、日金属(5491)、虹技(5603)、フジクラ(5803)、東プレ(5975)、ペガサス(6262)、アイチ(6345)、NTN(6472)、ジェイテクト(6473)、マキタ(6586)、東光高岳(6617)、富士通(6702)、山一電(6941)、足利(7167)、東京TYFG(7173)、フタバ(7241)、太平洋(7250)、アイシン(7259)、三菱食品(7451)、ワタミ(7522)、フジシール(7864)、JSP(7942)、内田洋(8057)、ヤマトインター(8127)、三益半導体(8155)、りそな(8308)、第四(8324)、第一生命(8750)、日通(9064)、北ガス(9534)、建設技研(9621)、都競馬(9672)、空港ビル(9706)が動兆。