<兜町カタリスト>
「ジャクソンホールの季節」
FOMCと日銀金融政策決定会合で7月も終了。
8月はリオ五輪もさることながら夏の終わりのジャクソンホールの季節となる。
昨年は欠席していたイエレンFRB議長が出席予定だららイベント視されるだろう。
ワイオミング州ジャクソンホールで毎夏開かれる経済シンポジムのこと。
正式にはカンザスシティー連銀経済シンポジウムという。
イエレン議長の講演予定は8月26日。
シンポジウムはカンザスシティ連銀主催で1978年にスタート。
それ以来毎年開催されてきた。
米国西部の山岳地域にあるワイオミング州の北西部にある谷。
この谷の南部に位置し、唯一の都市であるジャクソン市のことを通称「ジャクソンホール」と指す。
だからジャクソンホールは会場名ではなく地名。
イエローストーン国立公園やグランドティトン国立公園など全米有数の観光地の拠点でもある。
シンポジウムには世界中から中央銀行の政策担当者や大手銀行のビジネスマンが招待。
金融市場について意見交換が行われるため市場の注目度は高い。
2010年のシンポジウムの講演で、バーナンキFRB議長が量的緩和第二弾(QE2)に言及したことで有名。
「毎年夏になると追加緩和期待が高まる景気動向も恒例」という声があった。
最近では「夏の避暑を兼ねたジャクソンホールで毎年アメリカの金利動向が気にかかる」だろうか。
スケジュールを見てみると・・・
29日(金):黒田日銀総裁会見、展望レポート、消費者物価、鉱工業生産、米GDP速報値
週末:東京都知事選挙
1日(月):自動車販売、米ISM製造業、中国製造業PMI、カナダ、スイス休場、IOC総会で東京五輪追加種目決定
2日(火):マネタリーベース、消費動向調査、米個人所得、新車販売
3日(水):6月日銀会合議事要旨、米ADP雇用レポート、ISM非製造業景況感
4日(木):米製造業受注、BOE金融政策委員会
5日(金):景気動向指数、毎月勤労統計、米雇用統計、貿易収支
【8月】10勝16敗(12位)
2日(火) 変化日
3日(水) 新月
5日(金) リオ五輪(~21日)、米貿易統計
10日(水)変化日
11日(木)新しい祝日「山の日」
12日(金)米小売売上高
15日(月)GDP速報値、終戦記念日、土星逆行開始
16日(火)米CPI
18日(木)新月
19日(金)変化日
22日(月)大幅高の特異日
25日(木)変化日、カンザスシティ連銀経済シンポジウム(ジャクソンホール~27日)
26日(金)米GDP改定値
29日(月)サマーバンクホリデーでロンドン休場
31日(水)欧州最大の家電見本市IFA(ベルリン~9月7日)、ポイントの日、水星逆行開始
(兜町カタリスト櫻井)