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東京株式（前引け）＝反発、円安追い風、緩和期待も支えに、買い戻し優勢
【前引け概況】

27日午前の日経平均株価は反発した。午前の終値は前日比227円15銭高の１万6610円19銭だった。
外国為替市場で円高が一服、1ドル＝105円台前半まで円安が進んだことや、日銀による追加緩和思惑や政府の経済対策への期待感を背景に主力株中心に買い戻される展開となった。
2016年４～６月期の連結営業利益が増加した信越化が買われ、１銘柄で日経平均を36円あまり押し上げた。

先物への買いを誘い、ファストリやファナックに裁定取引に絡んだ買いが入った。米アップル株が米国の時間外取引で大幅高となり、日東電やＴＤＫなど関連銘柄が買われたことも指数を押し上げた。

ただ、米連邦公開市場委員会（FOMC）の結果判明を28日早朝に控え、買い一巡後はやや上値が重くなった。

ＪＰＸ日経インデックス400も反発し、前日比88.03ポイント高の１万1838.14で終えた。東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）も反発した。
業種別ＴＯＰＩＸは33業種中23業種が上昇した。「化学」や「輸送用機器」「ガラス土石製品」の上昇が目立った。半面、「その他製品」や「卸売業」「保険業」などが下落した。

午前の取引終了時点の東証１部の売買代金は9837億円、売買高は８億4394万株、東証１部の値上がり銘柄数は1292、値下がりは523、変わらずは150、比較不可は２だった。

個別ではミツミ電機がストップ高、信越化学工業も急騰した。トヨタや日産自など自動車株が軒並み上昇し、ソフトバンクも高い。ミネベアやＶテクが買われ、日電産やアステラスも堅調だった。ソニーやシマノ、キーエンスも買われた。
半面、三菱ＵＦＪや三井住友ＦＧなど銀行株の一角が安い。任天堂は売買代金で群を抜くものの株価は反落。伊藤忠や花王、ＮＴＴドコモが下げた。サノヤスホールディングスはストップ安、ホシデンやＮＴＴも下げた。


東証２部株価指数も反発した。前引けの２部指数は、前日比14.12ポイント高の4235.60となった。
個別銘柄では浜井産が一時ストップ高。松尾電、象印、浜井産、ウイルコＨＤ、倉庫精練が上げた。半面、くろがね工作所、ＦＤＫ、ティーライフ、ゼニス羽田ホールディングス、朝日インテク、ＭＣＪが下げた。

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【市況】日経ジャスダック平均反発、投資家心理改善

日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前日に比べ２円73銭高い2467円39銭だった。
日銀が28～29日に開く金融政策決定会合で追加金融緩和に踏み切るのではないかとの思惑で、日経平均株価の上げ幅は200円超となった。投資家心理が改善すると、新興企業向け株式市場でも個人投資家を中心に運用リスクを取る姿勢が強まった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で232億円、売買高は5603万株。
個別銘柄ではフォーサイド、アスコットがストップ高。博展、プロパスト、日本ラッド、デュアルタップ、フジタコーポが上昇した。半面、シライ電子、総合商研、ＹＫＴ、マクドナルドやリプロセルが下落した。

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【市況】東証マザーズ指数は反発、投資家心理改善

東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比12.66ポイント高い931.83だった。
個別銘柄ではインベスターズＣがストップ高。Ｔｒｅｎｄｓは一時ストップ高と値を飛ばし、メディネット、ＡＭＢＩＴ、サイバダインやミクシィ、バーチャレクが上昇した。
一方、そーせいやインフォテリ、モブキャス、ＰＳＳ、インソース、ｓＭｅｄｉｏ、ＡｐｐＢａｎｋは下落した。