
【大引け概況】
25日の日経平均株価は反落し、前週比6円96銭安の1万6620円29銭で終えた。
買い優勢で始まったが、買い一巡後は一貫して伸び悩む展開となり、結局日経平均株価は小幅ながらマイナス圏で着地した。
主要企業の決算発表や日米の金融政策を巡る会合など重要イベントを控え、持ち高を一方向に傾けにくいとの声も聞かれた。前週末の米株式相場の上昇を引き継ぎ、朝方の日経平均は上げ幅を150円超まで拡大したが積極的な買いは続かなかった。後場に入ると下げに転じ、その後は前週末終値を挟んだ方向感に乏しい推移となった。
JPX日経インデックス400は小反発し、終値は前週比6.57ポイント高の1万1921.16。東証株価指数(TOPIX)は小幅続落し、終値は2.15ポイント安の1325.36だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆314億円。売買高は16億8540万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は697、値上がりは1166、変わらずは105銘柄だった。

個別では、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の業績への影響が限定的と発表した、任天堂がストップ安。
ポケモン関連とされるイマジカロボやサノヤスHDもストップ安となるなど、関連銘柄も軒並み安となった。
半面、日本電産がストップ高となり、業績報道をきっかけにマツダが急伸。前週末に決算を発表した富士通ゼロックスも大幅高となった。
トヨタ、日産自は小幅に上昇した。
東証2部株価指数は反発した。大引けの2部指数は、前週比25.97ポイント高の4233.98となった。
個別銘柄ではFDKや朝日インテクが上げ、くろ工や象印が下げた。
【市況】日経ジャスダック平均小反発。バッファロが一時ストップ高

日経ジャスダック平均株価のは小反発した。終値は前週末比4円82銭高い2475円55銭だった。
前週末の米株高を受けて投資家心理が改善。運用リスクを取る動きが強まり、自動運転など関連テーマを物色する流れが広がった。もっとも週末に日銀の金融政策決定会合など相場を左右しかねない重要日程を控え、持ち高を一方向に傾ける動きに乏しく、小幅な上昇にとどまった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で463億円、売買高は5676万株だった。
個別銘柄では、バッファロー、アイサンテクノが一時ストップ高となり、昭栄薬品、テックファームHDも買われた。
半面、日本テレホンがストップ安、モジュレが一時ストップ安と急落し、マクドナルド、ピクセルも下落した。
【市況】東証マザーズ指数は反発。PSSなどがストップ高い

東証マザーズ指数も小反発。終値は前週比4.43ポイント高い930.23だった。
個別銘柄では、モバファク、インソース、PSSPCNET、APLIX、PSSがストップ高。
半面AppBankがストップ安となりフリービット、カヤック、INSPECも下落した。