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07月22日 相場展望(寄り付き前)

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【オープニングコメント】
22日の東京株式市場は売り先行後、もみ合い展開となりそうだ。
相場の過熱感が警戒されるなか、NYダウは10日ぶりに反落。朝方は株価指数先物を中心に売り優勢でのスタートとなろう。
日経平均株価の予想レンジは、1万6400円-1万6700円を想定する。
週末を控え、来週からは3月期決算企業の第1四半期(4~6月)の決算発表が本格化することもあり、一方で見送りムードも強まりだろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の後半と円高に振れている。円高や週末要因も重なり、輸出関連株を中心にポジション調整の売りに押される展開が想定される。

ただ、今回の上昇局面では押し目を作らずに上げてきたこともあり、押し目を拾う動きが出る可能性もありそう。
上値抵抗だった26週線を突破してきており、自律反発を試す流れは継続している。

主要外国証券経由の注文動向は、売り770万株、買い1260万株で、差し引き490万株の買い越し。買い越しは10営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、薬品、食品、サービス、陸運、小売、銀行、電機など。買いセクターに、銀行、精密、電機、機械、不動産、鉄鋼、自動車、情報通信など。

【好材料銘柄】
■レッグス <4286>
16年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益を従来予想の2.7億円→3.9億円(前年同期は3.2億円)に44.7%上方修正し、一転して22.1%増益を見込み、2期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通し。

■サイバーエージェント <4751>
今期経常を一転5%増益・最高益に上方修正。また、9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。

■日新電機 <6641>
17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比499倍の24.9億円に急拡大し、4-9月期(上期)計画の25億円に対する進捗率は99.8%に達した。

■カンセキ <9903>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.03%にあたる30万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月1日から17年2月28日まで。

■BEENOS <3328>
16年9月期第3四半期累計(15年10月-16年6月)の連結経常利益は前年同期比12.5%増の11.6億円に伸び、通期計画の9.5億円に対する進捗率が122.3%とすでに上回った。

【予定】
22(金)
【国内】
7月日経製造業PMI速報値
《決算発表》
ベクター、ゲンキー、エー・ディー・ワークス、VOYAGE GROUP、モバイルファクトリー、JIEC、モーニングスター、アジュバンコスメジャパン、日本高純度化学、石塚硝子、東京製鐵、日本電産、富士通ゼネラル、東邦レマック、リコーリース、ジャフコ

【海外】
米7月製造業PMI
《米決算発表》
ハネウェルインターナショナル、ムーディーズ、アメリカン・エアラインズ・グループ、ゼネラル・エレクトリック

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。



【市況】NYダウ77ドル安と10日ぶりに反落

ny4.jpg 【NY概況】
21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は10営業日ぶりに反落した。
終値は前日比77ドル80セント安の1万8517ドル23セントだった。ダウ平均の上げ幅は前日までの9日間で700ドルに迫っており、相場の上値を追う手掛かりが乏しいなか、米株式には目先の利益確定を目的とした売りが優勢だった。

欧州中央銀行(ECB)理事会で政策金利が据え置かれ、ドラギ総裁が9月の追加緩和について否定しなかったことを受けて、朝方は小動きとなった。その後、原油相場が下落し、株式相場も下げ幅を拡大する展開となった。
週間新規失業保険申請件数は予想より減少したものの、7月フィラデルフィア連銀景況指数が軟調となり、経済指標の相場への影響は限定的だった。

ダウ平均を構成する30銘柄では、半導体のインテルやクレジットカードのアメリカン・エキスプレスなど前日夕に四半期決算を発表した銘柄に売りがかさみ、指数を押し下げた。ニューヨーク原油先物相場が下落し、エネルギーや素材など資源関連株に売りが出たのも相場の重荷となった。

ナスダック総合株価指数は反落し、前日比16.029ポイント安の5073.904で終えた。

セクター別では、自動車・自動車部品や公益事業が上昇する一方で運輸やエネルギーが下落した。

航空会社のサウスウエスト・エアラインズ(LUV)は決算内容が予想を下振れ下落した。デルタ航空(DAL) その他航空各社にも売りが広がった。
一部の調査会社が4~6月期の腕時計型端末「アップルウオッチ」の出荷台数は前年を大きく下回ったと試算したアップルには売りが優勢。

一方で、ゼネラル・モーターズ(GM)は決算内容が好感され、堅調推移となった。4~6月期決算が大幅な増益で、1株利益なども市場予想を上回ったのを好感した買いが入った。
日本のコマツが約3000億円での買収を発表した鉱山用機械のジョイ・グローバルが急伸。建機のキャタピラーも上げたほか、米マクドナルドや化学のデュポンが上昇した。

NYダウ工業株30種(ドル)
18,517.23 -77.80
S&P500種
2,165.17
ナスダック
5,073.904 -16.029




98b7326e8b408c4aa688419c03539c0c_s.jpg 【シカゴ日本株先物概況】

シカゴ日経平均先物は反落した。9月物は前日比295円安の1万6560円で引けた。21日の大取終値を250円下回った。日銀の黒田東彦総裁の発言を受け金融緩和期待が薄れたうえ円相場が反発し、相場を下押した。米株式相場の反落も売り材料になった。この日の9月物安値は1万6460円、高値は1万6925円。

シカゴ日経225先物9月限 (円建て) 
16560 ( -250 )
シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
16625 ( -185 )
( )は大阪取引所終値比



【21日の欧州株式市場】

イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6699.89(-29.10)

ロンドン株式市場で、FTSE100種総合株価指数は反落。前日終値に比べ29.10ポイント安の6699.89で引けた。医薬品株の下げが指数に大きく影響するなか、構成銘柄の約7割が下落した。

ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10156.21(+14.20)

フランクフルト株式市場で、ドイツ株式指数(DAX)は続伸。終値は前日比14.20ポイント(0.14%)高の10156.21と、終値ベースでほぼ1カ月ぶりの高値となった。
四半期増益を発表した自動車のダイムラーが買われた。ドイツ銀行とITのSAPも高くなった。半面、航空のルフトハンザは約6%安。

フランス・パリ株価指数
CAC40 4376.25(-3.51)

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櫻井英明

Author:櫻井英明
日興証券での機関投資家の運用トレーダー、「株式新聞Weekly編集長」などを経て、2008年7月からストックウェザー「兜町カタリスト」編集長。幅広い情報チャネルとマーケット分析、最新経済動向を株式市場の観点から分析した独特の未来予測に定評があり、個人投資家からの人気も高い。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの公式スマホサイトにて、毎日、株式情報を配信中。

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