
[10時の概況]
20日寄り付きは経平均株価は反落で始まった。前日比76円安の1万6646円で始まり、その後は118円安の1万6605円まで下げ幅を広げる場面があった。前日までの6日続伸で1600円あまり上昇し、短期的な過熱感が意識されていた。
10時時点の日経平均は前日比142円05銭安の1万6581円26銭で推移している。
欧米株式相場の上昇にも一服感が広がっており、目先の利益を確定する目的の売りが先行した。トヨタやマツダなど主力の輸出関連株の一角が売られている。
為替市場では、弱い日本株の動向を受けて、ドル・円が105円80銭台、ユーロ・円は116円60銭台と朝方比ではじりじりと円高に推移している。
10時現在の東証1部の値下がり銘柄数は1402と7割を超えている。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が19日に、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」が日本のマクドナルドと提携すると報じ、日本での配信開始とあわせて早ければ20日にも発表されると報じた。前日まで商いを伴って急伸していた任天堂が大幅安となる半面、マクドナルドは急伸している。
JPX日経インデックス400や東証株価指数(TOPIX)もきょうこれまでの安値圏で推移している。
業種別TOPIXでは全33業種中31業種が下落し、「その他製品」「鉄鋼業」「証券商品先物」などの下げが目立つ。半面、「情報・通信業」と「医薬品」が高い。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6938億円、売買高は5億3125万株。値上がり銘柄数は428、変わらずは137
日経平均マイナス寄与度は33.73円の押し下げでファストリがトップ。以下、日東電が6.51円、信越化が5.65円、日ハムが4.2円、ファナックが3.14円と続いている。
プラス寄与度トップはKDDIで、日経平均を8.94円押し上げている。次いでソフトバンクが2.59円、テルモが2.35円、協和キリン が1.10円と続く。

個別では、トヨタやホンダなど自動車株が総じて安い。三菱UFJや三井住友FG、みずほFGも軒並み下げている。Vテクが売られソニー、東エレク、ファナックも安い。イマジカロボ、ディーエヌエ、ハピネットなどポケモンGO関連銘柄として買われていた銘柄の一角も下げている。
半面、ソフトバンクが高く、上場3日目のLINEも買われている。NTT、NTTドコモ、サノヤスHDが上げ、東芝、KDDI、アステラスも上昇している。
東証2部株価指数も反落している。朝日インテク、RVH、象印が安い。半面、ローツェ、マルコ、ヨネックスが高い。
先物市場では、昨日上場したマザーズ先物が引続き薄商い。出来高は500枚ほどと参加者は限定的となっている。
225先物はドイツ・JP・大和・三木・みずほ・GS・GMOが買い越し。
アムロ・野村・HSBC・日産・ライブスター・シティ・三菱が売り越し。
TOPIX先物はバークレイズ・アムロ・メリル・カブコム・野村が買い越し。
大和・ソジェン・パリバ・JPが売り越し。
外資系等はエアウォータ(4088)、ゼオン(4205)、旭化成(3407)に注目。
テクニカル的には、住友林(1911)、NESIC(1973)、丸大食(2288)、ディップ(2379)、DeNA(2432)、ニチレイ(2871)、ダイヤD(3073)、サンマルク(3395)、コーエー(3635)、ティーガイヤア(3738)、ステラケミ(4109)、保土谷(4112)、三井化(4183)、日立化成(4217)、三洋化(4471)、藤倉化(4620)、CTC(4739)、東海カ(5301)、ガイシ(5333)、淀川鋼(5451)、古川電(5801)、東プレ(5975)、アトラ(6029)、ナブテスコ(6268)、洋エンジ(6330)、ダイフク(6383)、アマノ(6436)、キッツ(6498)、安川(6506)、シンフォニア(6507)、エレコム(6750)、日立国際(6756)、タムラ(6768)、ホシデン(6804)、アドバンテスト(6857)、シスメックス(6869)、大真空(6962)、日東電(6988)、足利(7167)、ティラド(7236)、KYB(7242)、シークス(7613)、Vテク(7717)、東京精密(7729)、リンテック(7966)、信越ポ(7970)、コクヨ(7984)、ニフコ(7988)、兼松(8020)、モス(8153)、ライフ(8194)、常陽(8333)、池田(8714)、山九(9065)、イーレックス(9517)、スバル興(9632)、NSW(9739)、富士ソフト(9749)が動兆。