
[10時の概況]
5日10時時点の日経平均は前日比88円01銭安の1万5687円79銭で推移している。
米国市場が独立記念日で休場となったなか、欧州株が売られたことから日経平均は7営業日ぶりの反落でスタートしている。
下げ幅は一時160円を超えたが、その後は個人投資家などの押し目買いが入りやすくなっている。
為替市場では、ドル・円が102円30銭台、ユーロ・円は114円00銭台と円高に振れており、大型株の重しになっている。
大型株に比べ相対的に小型株の下げが小さく、「材料の出た銘柄を中心に個人投資家の買いが入っている」という。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を縮めている。売り一巡感が出て買い戻しが入っている。

10時現在の東証1部の売買代金は概算で4399億円、売買高は4億9321万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1234と全体の6割強を占めた。値上がりは528、変わらずは199銘柄だった。
日経平均マイナス寄与度は34.71円の押し下げでファストリがトップ。以下、KDDIが8.94円、ソフトバンクが7.18円、ファナックが7.06円と続いている。
プラス寄与度トップは日産化で、日経平均を3.53円押し上げている。次いで資生堂が1.51円、住友鉱が1.26円、東エレク が1.14円と続く。
業種別では33業種中7業種が値上がり。1位は非鉄金属で、以下、繊維、ゴム製品、鉄鋼と続く。値下がり上位には水産・農林、鉱業、保険が並んでいる。
個別では、Vテクが急伸している。ソフトブレンやJディスプレも大きく上げている。トヨタや日産自は下げに転じる場面もある。村田製やアルプスも安い。
月次を発表したファーストリテが前日比3%超の下落となっている。
東証2部株価指数は7日ぶりに反落した。ヨネックスや象印が下落し、システムソフやラオックスが上げた。
一方、マザーズ指数もマイナス圏で推移しており利益確定の流れに押されている。