【オープニングコメント】
5日の東京株式市場は、手掛かり材料難のなか、もみ合いとなりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、1万5600円-1万5900円を想定する。
4日のNY市場は独立記念日の祝日で休場。欧州市場は4日続伸していたこともあり、利益確定の売りに押された。ただ、欧米株式の戻りに比べ、相対的に日本株は出遅れ感があることから下げづらいとみられ、下値は限定的となりそうだ。
きのうと相場環境は大きくは変わっておらず、大きく下げる場面があるようなら押し目買いも入りやすいと考える。値動きの軽い内需系の小型株に物色の矛先が向かいそうだ。
主要外国証券経由の注文動向は、売り510万株、買い380万株で、差し引き130万株の売り越し。売り越しは3営業日連続。金額も売り越し。売りセクターに、機械、通信、化学、小売、薬品、電機、自動車、銀行など。買いセクターに、機械、電機、食品、小売、不動産など。
【好材料銘柄】
■インベスターズクラウド <1435>
民泊事業を行う子会社iVacationが、スマート民泊を実現するIoTデバイス「TATERU Phone(タテルフォン)」の研究開発に着手した。2017年実用開始を目指す。
■エボラブルアジア <6191>
株主優待制度を新設。毎年9月末と3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて1ポイント1円相当のポイントを付与する。100株保有で1000ポイント、200株保有で3000ポイント、最大900株以上保有で1万5000ポイントを贈呈。ポイントは特設サイトに掲載の食品や家電などに交換できるほか、1万ポイントで国内航空券の半額チケットを選択することもできる。
【予定】
5(火)
【国内】
10年国債入札
《決算発表》
暁飯島工業、エスプール、イーサポートリンク、サンエー、アスクル、ハニーズ、バイク王&カンパニー、川口化学工業、フロイント産業、マルカキカイ、ケーヨー、丸栄、トーセイ、天満屋ストア、アオキスーパー
【海外】
豪州準備銀行理事会
ユーロ圏5月小売売上高
米5月製造業受注(23:00)
休場:トルコ(~7日)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

【NY概況】
4日の米国市場は休場 独立記念日の祝日
【シカゴ日本株先物概況】
4日の米国市場は休場 独立記念日の祝日
【04日の欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6522.26(-55.57)
ロンドン株式相場は5営業日ぶりに下落。FTSE100種総合株価指数は前週末終値に比べ55.57ポイント安の6522.26で引けた。構成銘柄の約8割が下落した。
前週末に昨年8月以来の高値で引けたことから、金融関連株を中心にいったん利益を確定しようとする動きが出た。銀行のHSBCホールディングスやスタンダードチャータード銀行、保険のプルーデンシャルなどが下げた。
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 9709.09(-67.03)
フランクフルト株式相場は5営業日ぶりに下落。ドイツ株式指数(DAX)の終値は前週末比67.03ポイント(0.69%)安の9709.09だった。
アナリストが目標株価を引き下げたプロジーベンザット1メディアとタイヤのコンチネンタルが安い。
自動車のフォルクスワーゲンとBMW、ダイムラーは売りに押された。
フランス・パリ株価指数
CAC40 4234.86(-39.10)