
【前引け概況】
28日午前の日経平均株価は反落した。
午前の終値は前日比50円19銭安の1万5259円02銭だった。英国の欧州連合(EU)離脱による欧米株続落を嫌気し、売りが進んだ。
リスク回避ムードのなか大きく売り優勢で始まり2日ぶりに1万5000円を下回る場面があったが、政府の景気対策への思惑も根強く、その後は下げ渋り日経平均は途中プラス転換する場面もあった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を縮めた。
午前の取引終了時点の東証1部の売買代金は概算1兆2276億円、売買高は13億8037万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は935、値下がりは903、変わらずは117銘柄だった。

個別では、輸出関連には逆風が強く、トヨタ自動車が軟調、マツダも冴えない。ブリヂストンも売りに押され、ヤマハ発動機が急落、竹内製作所の下げも目立った。
一方、ブイ・テクノロジーが引き続き中期計画を評価する買いに続急騰となったほか、しまむらも好決算発表を受け大幅高に買われた。
東証2部株価指数は反落した。前引けの2部指数は、前日比23.73ポイント高の4025.80となった。
個別銘柄では、ベネ・ワン、ラオックス、エンビプロHD、カワニシHDが値下がり率上位に売られた。
一方、ウインテストが一時ストップ高。Jミート、マルコ、阿波製紙、ローツェも値上がり率上位に買われた。
【市況】ジャスダック市場 小幅安。Eストアは一時ストップ高

日経ジャスダック平均株価は続落した。
前引けは前日比3円58銭安い2378円13銭となった。
日経平均株価の下落が重荷となり、新興企業株にも売りが優勢となった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で272億円、売買高は5242万株。
個別銘柄ではランシステム、イデアインター、ソフトフロント、マクドナルドが下落した。
半面、Eストアーが一時ストップ高。シダー、アイレックス、ハビックス、リプロセルが上昇した。
【市況】東証マザーズ指数は続伸、アカツキなどが買われる

東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前週末比5.04ポイント安い937.46だった。バイオ株の一角に買いが入り指数を支えた。
個別銘柄ではそーせい、アキュセ、ラバーチャレクス・コンサルティング、INSPEC、アカツキが値上がり率上位に買われた。
半面、AWSHDが一時ストップ安。ブランジスタ、エニグモ、リアルワールド、Hameeは値下がり率上位に売られた。