[10時の概況]
22日10時現在の日経平均株価は前日比146円87銭安の1万6022円24銭で推移している。
足元3営業日で700円超上昇していたことなどから、日経平均は反落でスタート。先物市場では、225先物で買いがさほど入っていないことなどから、日経平均はじりじりと下げ幅を拡大し1万6000円割れの攻防を迎えている。
短期的な下落を見込んだ売りがやや優勢となっている。
英国民投票の結果発表を前に、1万6000円より上を積極的に買ってくる投資家は少ない様子。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を広げている。
東証1部の売買代金は概算で4359億円、売買高は4億3176株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1554と全体の80%を占めた。値上がりは276、変わらずは112だった。
業種別では33業種中30業種が下落し、上昇は情報・通信、鉱業、医薬品の3業種にとどまっている。値下がり1位は鉄鋼で、以下、電気・ガス、海運、非鉄金属、銀行、ゴム製品と並ぶ。
日経平均マイナス寄与度は22.55円の押し下げでファストリがトップ。以下、ファナックが11.37円、日東電が9.92円、テルモ が5.49円と続いている。
プラス寄与度トップはソフトバンク で、日経平均を11.77円押し上げている。次いでアステラスが4.41円、スズキが2.63円、KDDIが1.65円と続く。
個別には、ソニーが下げ幅を広げている。JFEや神戸鋼など鉄鋼株の一角が下げた。米アップルへの依存度の高まりが伝わったJディスプレは上場来安値をつけた。一方、第一三共が前日に続き上昇している。サッポロHDや明治HDなど食品株の一角に上昇が目立つ。
東証2部株価指数は反落している。朝日インテクとエスクロAJが下げ、アイレップが上げた
225先物は野村・ドイツ・GS・UBS・メリルが買い越し。
シティ・バークレイズ・GMO・ソジェン・みずほ・ライブスターが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・バークレイズ・GS・ドイツ・日興が買い越し。
ソジェン・JP・UBS・メリル・アムロが売り越し。
外資系等はサッポロ(2501)に注目。
テクニカル的には大成建(1801)、エムスリー(2413)、オープンハウス(3288)、東ソー(4042)、トクヤマ(4043)、ステラケミ(4109)、大塚HD(4578)、出光(5019)、TOTO(5332)、UAJC(5741)、荏原(6361)、福島工業(6420)、安川(6506)、富士通ゼ(6755)、IHI(7013)、マニー(7730)、エフピコ(7947)、東エレ(8035)、平和堂(8376)、川船(9107)、ミスミ(9962)、L&M(2170)、Jマテ(6055)、日新電(6641)、日電波(6779)、グローブライド(7990)、福井銀(8362)、ファーストエスコ(9514)、西松屋(7545)、小林産業(8077)、近鉄百(8344)が動兆。