
【前引け概況】
15日午前の日経平均株価は5日ぶりに反発した。前引けは前日比114円26銭高の1万5973円26銭だった。
海外株安の流れを引き継いだ売りが先行したが、売り一巡後は下げ渋り、上げに転じた。中国の上海総合指数が朝安後に上昇に転じたのも、投資家の買い安心感につながった。
日経平均株価は朝方106円安の1万5725円まで下げ幅を広げる場面もあったが、円相場の上昇一服などで買い戻しが優勢となった。
東証業種別株価指数は全33業種中、31業種が上昇した。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)も5日ぶりに反発。
前引けの東証1部の出来高は9億9154万株、売買代金は9286億円。騰落銘柄数は値上がり1377銘柄、値下がり472銘柄、変わらず105銘柄。
個別では、連結決算が上ブレ着地となったサクセスHDが上伸。宮越HD、Eギャランティ、ジェイコムHDなどの上げも目立った。
半面、関西電力、東ガスなどの電気ガス株が軟調。国際帝石、石油資源などの鉱業株もさえない。
東証2部指数も反発した。前引けの2部指数は、前日比10.95ポイント高の4208.54となった。個別銘柄ではアートSHD、アルデプロ、ベネ・ワンが上げた。半面、朝日インテク、ラオックス、Oakが下げた。
【市況】日経ジャスダック平均反発、クロスキャットがストップ高

日経ジャスダック平均株価は大幅に反発し、前引けは前日比3円99銭高い2468円13銭だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で218億円、売買高は6043万株。
個別銘柄ではクロスキャットがストップ高。セルシード、日本テレホンは一時ストップ高と値を飛ばした。
半面、3Dマトリックス、ハンズマン、テイン、ヒロセ通商は値下がり率上位に売られた。
【市況】東証マザーズ指数は反発、メドレックスがストップ高

東証マザーズ指数も反発した。前引けは前日比25.41ポイント高い1025.32だった。
個別銘柄ではメドレックスがストップ高。アウン、サンバイオ、エニグモ、MRTも値上がり率上位に買われた。
半面、インスペック、Hamee、ハイアス&Co、GMOテックは値下がり率上位に売られた。