[10時の概況]
13日10時現在の日経平均株価は前週末比416円19銭安の1万6185円17銭で推移している。
英国の欧州連合(EU)離脱懸念が強まる中で円相場が上昇しており、輸出関連株を中心に幅広く売りを促している。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を広げている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で4787億円、売買高は5億2935万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1834と全体の94%近くを占め、全面安となっている。値上がりは73、変わらずは47銘柄だった。
業種別では33業種すべてが値下がり。下落率1位は鉱業で、以下、鉄鋼、不動産、証券・商品、その他金融、電気・ガスと並ぶ。
日経平均構成銘柄の値上がりは2銘柄にとどまり、223銘柄が下落。マイナス寄与度トップはファストリ で、日経平均を24.51円押し下げ。以下、ソフトバンクが23.06円、KDDIが20.71円、ファナックが11.96円と続く。
プラス寄与トップは花王で、日経平均を1.02円押し上げ。東京ドーム が0.43円で続いている。
トヨタやマツダの自動車株や三菱UFJや三井住友FGのメガバンク株が大きく下落している。国際石開帝石などの鉱業株や新日鉄住金などの鉄鋼株が大幅安となっている。
市場エネルギーの不足で押し目買いもままならない状況だ。
そのなか、証券セクターは手数料収入の減少や投信など運用成績の悪化を懸念した売りがかさむ展開を強いられている。不動産株の下げもきつく、東証の業種別では33業種全てが下落している。
一方でイーブックや東京ドーム、カルソカンセが散発的に買われている。
東証2部株価指数は続落している。Jミートや日本エスコンが下落し、RVHが上げた。
225先物は三菱・ソジェン・UBS・GS・松井が買い越し。
みずほ・JP・クレディ・大和・マネ・ドイツが売り越し。
TOPIX先物はソジェン・パリバ・ドイツ・みずほ・三菱が買い越し。
野村・メリル・モルスタ・バークレイズが売り越し。
外資系等は、タカラバイオ(4974)、トリケミカル(4369)、王子(3861)に注目。