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06月07日 相場展望(寄り付き前)

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【オープニングコメント】
7日の東京株式市場は、買い戻しが優勢となる展開を予想する。
日経平均株価予想レンジは、1万6500円-1万6800円。

欧米市場はそろって上昇。注目のイエレンFRB議長講演では利上げ時期への言及がなく、6月の利上げはなくなったとの見方が強まった。会見後に米国株は一段高となり、S&P500は7カ月ぶりの高値をつけた。

シカゴ日経225先物水準からは25日線(16653円)近辺からのスタートが想定されるが、下値不安はいったん和らぎつつあることから、同水準を意識した推移が長く続くと考える。
きのう6日の日経平均は、一時300円を超える下げを演じる場面もみられたが、下げ渋りの動きをみせていることもあり、堅調な展開となることが期待される。

主要外国証券経由の注文動向は、売り1490万株、買い1220万株で、差し引き270万株の売り越し。売り越しは4営業日連続。金額は買い越し。
売りセクターに、薬品、食品、化学、通信、精密、情報通信、銀行、その他製品、電機、電力、機械など。買いセクターに、化学、小売、機械、情報通信、電機、その他金融など。

【好材料銘柄】
■Jミート <3539>
16年7月期第3四半期累計(15年8月-16年4月)の連結経常利益は34.8億円となり、通期計画の43億円に対する進捗率は81.0%となった。同時に、従来未定としていた期末一括配当は10円実施する方針とした。また、株主優待制度を導入する。毎年7月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、精肉関連商品を贈呈。100株以上で2000円相当、最大1万株以上で1万円相当の贈呈となる。

■小田原機器 <7314>
6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。株式分割に伴い、年間配当を従来計画の25円→15円(前期は35円)に修正した。年間配当は実質20.0%の増額となる。

■アクロディア <3823>
上海の建築計画設計会社である上海華都社と資本業務提携。「インターホンIoTシステム」の中国市場開拓に向けて協業する。資本面では同社代表取締役保有の同社株式35万株を譲渡。
【予定】
7(火)
【国内】
4月景気動向指数(14:00)
30年国債入札
《決算発表》
土屋ホールディングス、イーブックイニシアティブジャパン、アイリッジ

【海外】
豪州準備銀行理事会
インド準備銀行金融政策決定会合
ユーロ圏1-3月期GDP改定値
米4月消費者信用残高(8日4:00)
米3年国債入札

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。



【市況】NYダウ反発 113ドル高、FRB議長講演で利上げ観測後退

ny4.jpg 【NY概況】
6日のNYダウ平均は反発し、前週末比113ドル27セント高の1万7920ドル33セントで終えた。5月10日以来およそ1カ月ぶりの高値。原油高を受けたエネルギー株の上昇がけん引した。

米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が講演し、5月の米雇用統計の悪化で「景気見通しに新たな疑問が生じた」と指摘した。世界経済への不透明感から明確な利上げ時期については言及を避けた。これを受けて講演後に上げ幅を拡大する展開となった。
ダウ平均は一時140ドル超高い水準に上げた。

米株には朝方から買いが優勢だった。朝方にはセントルイス連銀のブラード総裁が6月の利上げの可能性が低下したとの見方を示し、株価を下支えした。

セクター別では、エネルギーや資本財が上昇する一方で不動産や小売が下落した。

ナスダック総合株価指数は反発し、前週末比26.196ポイント高い4968.713で終えた。

S&P500種株価指数は2109.41で終え、2015年11月3日以来およそ7カ月ぶりの高値を付けた。

航空機メーカーのボーイングは、イランの航空会社と制裁解除後初めてとなる協議を行ったと伝わり、好感した買いが入った。証券会社が投資判断を引き上げた小売りのウォルマート・ストアーズ、事業分割を発表したハーツ・グローバル・ホールディングスも高い。

ダウ平均では金融大手のゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースの上げも目立った。
一方、バイオ製薬のアダミス・ファーマシューティカルズが急落。米食品医薬品局(FDA)から新薬販売の認可が得られなかったと発表したのが売り材料視された。
ホームセンターのホーム・デポや通信のベライゾン・コミュニケーションズも安い。

NYダウ工業株30種(ドル)
17,920.33 +113.27
S&P500種
2,109.41 +10.28
ナスダック
4,968.713 +26.196



98b7326e8b408c4aa688419c03539c0c_s.jpg 【シカゴ日本株先物概況】

シカゴ日経平均先物は4営業日ぶりに反発した。6月物は前週末比325円高の1万6655円で取引を終えた。6日の大阪取引所の終値を95円上回った。
米株高や円相場の下落を好感した。6月の利上げ観測が薄れ、米株とともに買われた。
この日の6月物高値は1万6685円、安値は1万6300円だった。

シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16655 ( +95 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16660 ( +100 )
( )は大阪取引所終値比


【03日の欧州株式市場】

イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6273.40(+63.77)
6日のロンドン株式相場は続伸。FTSE100種総合株価指数は前週末終値に比べ63.77ポイント高の6273.40で引けた。資源株を中心に構成銘柄の約7割が上昇した。

ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10121.08(+17.82)
6日のフランクフルト株式相場は小反発。ドイツ株式指数(DAX)の終値は前週末比17.82ポイント(0.18%)高の10121.08だった。
電力のRWEとエーオンが買われ、指数を押し上げた。

フランス・パリ株価指数
CAC40 4423.38(+1.60)


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櫻井英明

Author:櫻井英明
日興証券での機関投資家の運用トレーダー、「株式新聞Weekly編集長」などを経て、2008年7月からストックウェザー「兜町カタリスト」編集長。幅広い情報チャネルとマーケット分析、最新経済動向を株式市場の観点から分析した独特の未来予測に定評があり、個人投資家からの人気も高い。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの公式スマホサイトにて、毎日、株式情報を配信中。

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