[10時の概況]
6日10時現在の日経平均株価は前週末比228円36銭安の1万6413円87銭で推移している。
朝方は円相場が円高・ドル安に急速に触れたため幅広い銘柄に売りが膨らんだ。売りが一巡すると押し目買いが入った。相対的に海外の景気変動の影響を受けにくい内需株の一角に買いが入り相場を支えている面がある。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を縮めた
業種別では33業種すべてが値下がり。下落率1位は証券・商品で、以下、鉱業、保険、銀行、その他金融、輸送用機器と並ぶ。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で5269億円、売買高は6億111万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の8割を超える1630、値上がりは238、変わらずは86だった
日経平均マイナス寄与度は12.36円の押し下げでファナックがトップ。以下、ファストリが12.16円、TDKが6.67円、ホンダが6.51円と続いている。
プラス寄与度トップはJT <2914>で、日経平均を1.37円押し上げている。次いで住友鉱 が0.63円、コナミHDが0.59円、明治HDが0.55円と続く。
円高・ドル安で利益が目減りするとの懸念からトヨタや富士重、ホンダなどが引き続き安い。神戸地検と兵庫県警が金融商品取引法違反(インサイダー取引)容疑で6日に関係者らを一斉聴取する方針を固めたと伝わった神戸物産が大幅に下落した。半面、保有するガンホー株を売却する方針を発表したソフトバンクが小幅に上げた。明治HDやJTも上昇した。
東証2部指数は小幅に反落した。アートSHD、朝日インテクが下げ、ソトーやJミートが上昇した。
マザーズ指数は先週末比2%超の下落とさえない。
225先物はGS・ソジェン・メリル・ナティクス・クレディ・日興が買い越し。
野村・三菱・アムロ・ドイツ・大和・SBI・マネが売り越し。
TOPIX先物はパリバ・HSBC・クレディ・ナティクス・バークレイズが買い越し。
GS・モルスタ・JP・野村が売り越し。
225先物でGSの買い越し、野村・アムロの売り越し。
TOPIX先物でパリバ・クレディの買い越し。
GS・JP・モルスタ・野村の売り越しが目立つ。
外資系等はタカラトミー(7867)、双日(2768)、商事(8058)、パラマウント(7817)、フェローテック(6890)に注目。
テクニカル的には極洋(1301)、日水(1332)、グリコ(2206)、森乳(2264)、丸大食(2288)、エムスリー(2413)、カワチ薬品(2664)、アダストリア(2685)、くら(2695)、カゴメ(2811)、ウェルシア(3141)、ITHD(3626)、HUG(3676)、ゼリア(4559)、ペプチド(4587)、クレスコ(4674)、ヤフー(4689)、りらいあ(4708)、日エンタ(4829)、栗本鉄(5602)、三浦工(6005)、キッツ(6498)、信号(6741)、エレコム(6750)、スギ(7649)、Fマート(8028)、カプコン(9697)、吉野家(9861)、ミロク(9928)、富士紡(3104)、東芝機(6104)、堀場(6856)、NSW(9739)が動兆