
【大引け概況】
1日の日経平均株価は6営業日ぶりに反落し、終値は前日比279円25銭安の1万6955円73銭だった。下げ幅は5月2日(518円)以来、ほぼ1カ月ぶりの下げ幅だった。
後場取引時間中に1ドル=110円40銭近辺にあったストップロスの円買い・ドル売りを巻き込んで109円65銭近辺まで上昇した。
「円売り・株価指数先物買い」の持ち高整理を誘い、日経平均先物に売りが膨らんだ。売り一巡後の戻りは鈍く、引けにかけて安値圏で推移した。
JPX日経インデックス400は4営業日ぶりに反落し、前日比169.68ポイント安の1万2283.58で終えた。東証株価指数(TOPIX)も4日ぶりに反落。終値は前日比17.73ポイント安の1362.07だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆1154億円と、2兆円の大台を上回った。
売買高は19億9528万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の7割近い1350、値上がりは473、変わらずは132だった。
東証業種別株価指数は全33業種が値下がり。水産農林株が下落、鉄鋼株、電気ガス株も売られた。
個別では、トヨタやホンダ、富士重など自動車株、三菱UFJや三井住友FG、みずほFGなどメガバンクも下げて終えた。
武田や小野薬など医薬品株が安く、ソニー、村田製、ブリヂストンも売られた。半面、保有する中国の電子商取引大手アリババ集団の株式の一部を売却すると発表したソフトバンクが逆行高。スズキも買われた。アルプスやネクシィーズ、東芝も上げた。
東証2部株価指数は3営業日ぶりに反落。大引けの2部指数は、前日比18.76ポイント安の4374.71となった。
個別銘柄では朝日インテク、アルチザ、アートSHDが下げた。半面、象印、ぷらっと、日本エスコンが上げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均 |
16,955.73 |
-279.25 |
日経平均先物 |
16,970 |
-260.00 |
TOPIX |
1,362.07 |
-17.73 |
TOPIX先物 |
1,363.00 |
-6.00 |
東証2部指数 |
4,374.71 |
-18.76 |
JASDAQ |
2547.56 |
-1.29 |
マザーズ |
1,127.92 |
-16.72 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
1995200 |
2115469 |
東証2部 |
61560 |
17724 |
【市況】日経ジャスダック平均株価4日ぶり下落

日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比1円29銭安い2547円56銭と小幅ながら下落した。
LINEが7月にも東京証券取引所に上場すると伝わり、関連銘柄の物色が相場を支えた。後場は円相場の急伸で運用リスクを避ける動きが強まった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で389億円、売買高は8281万株だった。
個別銘柄ではアスコットやカルナバイオ、FVCが下落し、反面、構造計画やチエル、日本ラッドは上昇となった。
【市況】東証マザーズ指数も4営業日ぶりに反落 エナリスがストップ安

東証マザーズ指数は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比16.72ポイント低い1127.92だった。
個別銘柄ではエナリスがストップ安。そーせいやアカツキなど時価総額が大きい銘柄の下落が目立った。ブランジスタが後場に上げに転じたほか、sMedio、GMOテックがストップ高。アドウェイズやフリークアウも上げた。