EIMEI.TV 配信拡大!!パソコンサイトOPEN!! 
にて『株式投資のイロハ! Eimei for スゴ得』配信中※NTTドコモ android/iPhone対応
KDDI月額サイト『株式投資のイロハ! Eimei.TV』配信中※KDDI android/iPhone対応
にて『株式投資のイロハ! Eimei.TV』配信中※SOFTBANK android/iPhone対応

Entries

兜町カタリスト

03_katakome41.jpg
<兜町カタリスト>

「シナリオ」

NYダウは213ドル高の17706ドルと反発。
主要3指数はいずれも1%超上昇し約2カ月ぶりの大幅高となった。
直接の背景は米商務省が発表した4月の新築1戸建て住宅販売件数。
61.9万戸は前月比16.6%増で08年1月以来8年超ぶりの高水準。
価格も中央値で32万ドルと前月比7.8%上昇し過去最高を記録。
高級住宅建設のトール・ブラザーズが大幅高となった。
またマイクロソフトやグーグル親会社のアルファベットなどハイテク関連、銀行株等も上昇。
「住宅統計は良好な数字だった。
経済は依然力強く、利上げは可能だと市場が喜んでいるようにも見受けられる」という声も聞かれる。
利上げ観測の解釈が好転したことも買い要素となった。
「新築住宅販売の急増を受け、経済は利上げに持ちこたえられる」。
従来の見通しよりもずっと早い6月の利上げが想定される一方で
「早期に利上げする可能性をめぐる過度な不安が和らいだ」と緩やかなペースとの見方も拡大。
どちらに転んでも良いような体制が構築されつつある。
「投資家は0.25%の利上げで終わらないことに気づき始めたのかもしれない」。
これが冷静な見方だろうか。
3市場の売買高は約69億株だったが前日の60億株割れからは増加。
WTI原油先物がバレル49ドルまで上昇したことも好感された。
因みにS&P500は過去1年間高値更新がなく「ベアマーケット1周年」との指摘。
昨年5月21日に過去最高値2130ポイントを更新してから1年経過。
2013年に年間45回、14年が45回、15年が10回の高値更新があったがこの1年はゼロ。
「2月11日の安値1829ポイントは過去最高値から14.1%しか下がっておらず依然ブル相場」
この声とどちらが市場に響くかの時期を迎えた印象。
ネックラインの2040ポイント近辺を下に割らなければ相場の底強さは続こうか。

16500円を割れ込んだ昨日の日経平均株価。
東証1部の売買代金は1兆6658億円と前日に続き今年最低を更新。
格言は「閑散に売りなし」とか「ジャンプの前のすくみ」だったが、夜のシカゴで巻き戻してくれた。
225先物の終値は16765円で高値は16800円。
煮詰まりからの下落局面は跳ね返される壁の手前まで戻ってきてくれた。
因みにココは移動平均線の集中地域。
5日線16636円、10日線16593円、25日線16738円、50日線16661円、
75日線16568円、90日線16653円、100日線16837円と地雷原のように並んでいる。
13週線16654円も同様だ。一目均衡の基準線16794円と転換線16607円もある。
抜けそうで抜けない5月SQ値16845円チャレンジがどうしても求められるし、
その先には26週線17126円、200日線17957円という遠大な野望も秘めている水準。
日経朝刊では「株先物、影響力薄れる」の見出し。
225先物とTOPIX先物のラージ・ミニの合計売買代金は3月25日以来の低水準となった。
5月の東証1部売買代金に対する先物売買代金の比率は1.2倍。
昨年5月の1.1倍以来の低さとの指摘。
当然決算発表等の時期的要素もあろうし、低下したものはいずれ増大する。
海外機関投資家や投信会社が裁定取引を止めた訳ではなかろう。
いずれ裁定買い残が1.8兆円の低水準から増加していけば指数は自然に上昇する。
「6月FOMCの結果次第で先物のポジションをしまう可能性」と言う声がある。
しかしもう閉じるポジションもほとんどなかろう。
「月欠ければ満つ」も格言。
あれこれのスケジュールを邪推するよりは足元のPER14倍割れの水準を正視。
PBR1.12倍を謙虚に受け止める必要があろう。
ポイントは売買エネルギーの増加。
5日ぶりの売買代金2兆円になるかどうか。
売買単価が1週間前は950円台で1000円割れ。
先週末は997円。
月曜が987円だったが昨日は1023円と1000円台に戻ってきているのは良い印と考えたい。

クリントン前国務長官のトランプ批判。
2006年の「トランプ大学」宣伝用のトランプ氏のコメント。
「バブル崩壊は起きればいいと思う。
そうすれば、私のような人々が(不動産を)購入して、大金を稼ぐことができる」。
これに対するトランプ氏の反論。
「あれは抜け目のない取引の話。
大統領に当選した場合には、こうした鋭いビジネス上の判断力をホワイトハウスに持ち込むことになる。
非常に悪い状況、悲しい状況からいかに良い結果を出すのかということ。
これこそがわが国が必要とする思考法だ。
政治家たちはどうして良いのか分からず、手掛かりすら持たない」。
このディベートは結構機知に富んでいる。
少し機知があったのは不信任をめぐる永田町のコメント。
秀逸だったのは高村自民党副総裁。
「野党から不信任案が出た場合、国民に聞いてみようという立派な大義名分になる」。
大阪維新の「セレモニー的不信任案で解散という大事につながればどうしよう」と民進党を批判。
余裕の与党、危機感の野党という印象はぬぐえない。

今朝の日経だけでも良いシナリオは作れようか。
一つは「貸出金利低下、地銀にも」の見出し。
サブは「マイナス金利、競争拍車、3月平均最低の0.69%」。
日銀短観の銀行融資態度での「緩いマイナス厳しい」の指数。
大企業はプラス28。
中小企業プラス20でバブル期の89年以来の水準。
当然設備投資や住宅購入が期待される。
一方でキャッシュを持った企業は借りなくても済む状態。
これは心地よいに違いない。
その下には朝日生命が資本基金を完済。
金融危機は明確に去った証拠にもなる。
そして企業の海外直接投資残高は昨年150兆円まで拡大。
ボトムは2010年末の68兆円だったから倍。
稼ぐ姿勢が認められよう。
そしてソニーの今期業績見通しは営業増益。
わずか2%増益の3000億円にしか過ぎない。
しかし熊本の地震がなければ36%増の4000億円とも。
モバイルとゲームがけん引してきた。
想定為替レートは110円。
部品のドル建て調達を増やしてきた同社。
対ドルで1円円高になると営業利益は年70億円増加するという。
サル年はやはりウォークマンのソニーだろうか。

昨日ラジオNIKKEI「株とびら」に登場いただいたコムチュア(3844)の向会長。
前期は6期連続増収、5期連続増益で過去最高。
今期も2ケタの増収増益見通しと絶好調。
ROE27.7%、配当性向38.9%。
昨年夏に東証の企業価値向上TOP49に選ばれた理由はここにある。
そして今期からの四半期配当。
標榜する企業は多いが実践する企業は少ない。
今期は12期連続増配計画で年72円。
3か月に18円ずつの配当となる。
中間配当を導入した2013年年は11円プラス15円で26円。
その直前は年1回12.3円の配当だった。
企業の成長は配当の歴史に映ることは間違いない。
今後は市場が年30%拡大しているビッグデータ・AI・IoTを柱に成長を継続するという。
興味深かったのはフィンテックに対する考え方。
同社の業容から当然のターゲットである。
「フィンテック的なものは遊び心レベルではもう見えてきたし当社のターゲット。
頭の中の構想はもう少しでまとまりそう」と放送前の打ち合わせ。
重要なのはこの「遊び心レベル」という考え方。
ITツールやITソフトは、最初この「遊び心」からの誘惑であることが多い。
「ささやきをカタチに」の歴史に1頁が加わるような気がする。

◇━━━ カタリスト ━━━◇

ソーシャルワイヤー(3929)・・・動兆

ソーシャルワイヤーに注目する。
同社はプレスリリースの配信代行「アットプレス」。
そして国内外のレンタルオフィス「クロスコープ」が中核。
翻訳事業・マッチング事業を運営するトランスマートを子会社化。
アジアBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)プラットホームの構築がテーマ。
業績は好調。


(兜町カタリスト櫻井)
大好評 櫻井英明 袋とじ 稼足銘柄09月26日号 プレミアム版 先行配信! 8月稼足銘柄 無料公開中!9月29日終値で141%↑ 131%↑と驚異のパフォーマンス!
09月26日号[配信中]

IR担当者様向け[PDF]
メーラーが起動します。

櫻井英明の株式透視論2019 発売中
関連リンク
LINE スタンプ
[Eimei.TV]メルマガ
【2023年】
【9月】5週/4週/3週/2週/1週
【8月】3週/2週/1週
【7月】4週/3週/2週/1週
【6月】5週/4週/3週/2週/1週
【5月】4週/3週/2週/1週
【4月】4週/3週/2週/1週
【3月】5週/4週/3週/2週/1週
【2月】4週/3週/2週/1週
【1月】4週/3週/2週/1週
【2022年】
【12月】5週/4週/3週/2週/1週
【11月】4週/3週/2週/1週
【10月】4週/3週/2週/1週
【9月】5週/4週/3週/2週/1週
【8月】4週/3週/2週/1週
【7月】4週/3週/2週/1週
【6月】5週/4週/3週/2週/1週
【5月】4週/3週/2週/1週
【4月】5週/4週/3週/2週/1週
【3月】4週/3週/2週/1週
【2月】4週/3週/2週/1週
【1月】4週/3週/2週/1週
【2021年】
【12月】5週/4週/3週/2週/1週
【11月】4週/3週/2週/1週
【10月】5週/4週/3週/2週/1週
【9月】4週/3週/2週/1週
【8月】4週/3週/2週/1週
【7月】4週/3週/2週/1週
【6月】4週/3週/2週/1週
【5月】4週/3週/2週/1週
【4月】5週/4週/3週/2週/1週
【3月】5週/4週/3週/2週/1週
【2月】4週/3週/2週/1週
【1月】4週/3週/2週/1週
【2020年】
【12月】4週/3週/2週/1週
【11月】4週//3週//2週/1週
【10月】5週/4週/3週/2週/1週
【9月】4週/3週/1週
【8月】5週/4週/3週/2週/1週/
【7月】4週/3週/2週/1週
【6月】4週/3週/2週/1週
【5月】4週/3週/2週/1週
【4月】4週/3週/2週/1週
【3月】5週/4週/3週/2週/1週
【2月】4週/3週/2週/1週
【1月】4週/3週/2週/1週
【2019年】
【12月】4週/3週/2週/1週
【11月】5週/4週/3週/2週/1週
【10月】3週/3週/2週/1週
【9月】4週/3週/2週/1週
【8月】5週/4週/3週/2週/1週
【7月】4週/3週/2週/1週
【6月】4週/3週/2週/1週
【5月】5週/4週/3週/2週
【4月】4週/3週/2週/1週
【3月】5週/4週/2週/1週
【2月】4週/3週/2週/1週
【1月】4週/3週/2週/1週


櫻井英明

Author:櫻井英明
日興証券での機関投資家の運用トレーダー、「株式新聞Weekly編集長」などを経て、2008年7月からストックウェザー「兜町カタリスト」編集長。幅広い情報チャネルとマーケット分析、最新経済動向を株式市場の観点から分析した独特の未来予測に定評があり、個人投資家からの人気も高い。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの公式スマホサイトにて、毎日、株式情報を配信中。

業界用語から基本用語まで!!
※日々更新中
運営会社アイロゴス【姉妹サイト】
Dr.コパの風水アドバイス

ランキングバナー
注目銘柄
【必ずお読みください/免責事項】
このサイトの情報は、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 このサイトの情報は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成されていますが、㈱アイロゴスは、その正確性および完全性に関して責任を負うものではありません。このサイトの情報に記載された意見は、公開日における判断であり、予告なく変わる場合があります。 このサイトの情報のいかなる部分も一切の権利は㈱アイロゴスに帰属しており、電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製または転送等を行わないようにお願いいたします。