[10時の概況]
10時時点の日経平均は先週末比206円43銭高の1万6618円64銭で推移している
米国株は下落したものの、週末に消費税引き上げの先送り報道が伝わったことから東京市場は買い優勢で取引がスタートした。
外国為替市場で1ドル=109円付近まで円安が進む場面があった。輸出採算の改善期待から売りが先行したトヨタや富士重が上げに転じて相場を押し上げた。
決算発表が一巡したことで、市場は政策への期待感が高まりやすくなっており先物市場を中心にやや思惑先行の相場展開となっている
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上げ幅を拡大した。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で5514億円だった。売買高は6億2898万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1193と、全体の61%を占めた。値下がりは626、変わらずは124銘柄だった。
個別では、トヨタ自、日産自、富士重やマツダが上昇した。17年3月期の純利益の見通しが前期比10%増と発表した住友電の上げが目立つ。日立、資生堂、みずほ、NTT、ファーストリテが買われている。
一方、ブリヂストンや武田が下落した。前週末に16年3月期の純利益が25%減と発表したサンリオが下げた。三井住友、ソニー、三菱自、武田薬、第一生命やT&Dも下落した。
東証2部株価指数は続伸した。RVHや朝日インテクが上昇した。一方、ラオックスやサイオスが下落した。
225先物はメリル・三菱・ドイツ・ソジェン・みずほが買い越し。
GS・野村・大和・アムロ・マネ・バークレイズが売り越し。
TOPIX先物はメリル・パリバ・三菱・ソジェン・みずほが買い越し。
モルスタ・バークレイズ・野村・GS・クレディが売り越し。
外資系等は、住友林業(1911)、アズビル(6845)、アコーディア(2131)、楽天(4755)、GMO(9449)、サンドラッグ(9989)、フジ住宅(8860)、リロ(8876)に注目。