05月13日 相場概況(大引け)

【大引け概況】
13日の東京株式市場は朝方高く始まったものの、日経平均株価は始値が一番高い“寄り天”で大引けはほぼこの日の安値で着地する引け味の悪い展開となった。
日経平均株価は5営業日ぶりに反落し、前日比234円13銭安の1万6412円21銭で終えた。
前日の欧米株市場が総じて売りに押されたほか、日経平均はここ続伸歩調にあったことで、買い手控えムードが強かった。寄り付きこそ、オプションSQに絡む買いが全体指数を押し上げたが、それに追随する実需の買いがみられず、主力株中心に利益確定の売りが重荷となり、漸次値を消す展開を強いられた。
きょう上昇すれば今年に入り初めての5日続伸だったが、買いは続かなかった。
下落に転じると、下げ幅を200円超に広げた。日本時間の今晩には4月の米小売売上高や5月の米消費者態度指数が発表される。米経済指標の発表を前に買いが手控えられたところに、大引けにかけてややまとまった売りがでて、この日の安値圏で終えた。
JPX日経インデックス400は反落し159.09ポイント安の1万1928.21、東証株価指数(TOPIX)も反落して終値は17.08ポイント安の1320.19だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆5395億円。売買高は25億197万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1487と全体の76%強を占めた。値上がりは410、変わらずは54銘柄だった。
個別では、三菱ケミHDが決算を嫌気して売られたほか、国際石開帝石や石油資源の鉱業株、浜ゴムやブリヂストンのタイヤ株に売りが目立った。トヨタやホンダも下げた。値がさ株のソフトバンクグループ、ファストリやファナックも安い。12日に日産自が出資を正式に発表した三菱自は大幅高で始まったが、下げて終えた。
楽天、村田製作所も値を下げた。カドカワ、日本水産が大幅安、パイオニアも売り込まれた。
一方、日産自は大幅に上昇した。ソニーが堅調、決算を手がかりにハウスや大成建も上げた。小野薬や塩野義の医薬品株の一角も上げた。
日本写真印刷はストップ高で買い物を残した。トクヤマ、ネクソン、カルソニックカンセイもネクストも値を飛ばした。
東証2部株価指数は小幅に反発した。大引けの2部指数は、前日比2.82ポイント高の4322.11となった。個別銘柄では星和電機がストップ高。ケイアイ不、ニチリン、中西製作所、クリヤマHD、アイレップやタカトリが買われた。半面、サイオス、ダイヤモンド電機がストップ安。マーチャント、NVC、ケーエフシー、Jトラストが下げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,412.21 |
-234.13 |
日経平均先物 |
16,340.00 |
-370.00 |
TOPIX |
1,320.19 |
-17.08 |
TOPIX先物 |
1,313.00 |
-29.50 |
東証2部指数 |
4,322.11 |
2.82 |
JASDAQ |
2,525.41 |
-0.13 |
マザーズ |
1,207.02 |
8.60 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2501970 |
2539521 |
東証2部 |
68070 |
18157 |
【市況】ジャスダック平均株価、6日ぶりに小幅反落

日経ジャスダック平均株価は小幅ながら6営業日ぶりに反落した。終値は前日比13銭安い2525円41銭だった。
新興企業株も買い手控えムードが広がった。週末で個人投資家などの利益確定売りが出やすかった。ただ午後は取引終了後に決算発表を予定しているハーモニックや田中化研といった主力株の一角が期待感から買われ、ジャスダック平均が上げに転じる場面もあった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で652億円、売買高は1億398万株だった。
個別銘柄では、マクドナルドやDAC、平田機工が上昇した。半面、アイビー、栄電子、ハビックス、大崎エンジ、ギャバン、平田機工などがストップ高。アルファクスFS、ユニマットRC、五洋インテ、ドーンやエンジャパン、アパマンショは下落した。
【市況】東証マザーズ指数は反発、アカツキなどがストップ高

東証マザーズ指数は反発した。終値は前日比8.60ポイント高い1207.02だった。
個別銘柄ではMDV、アカツキ、アクトコールがストップ高。そーせいやブランジスタ、サイバダイン、ベステラ、フィックスターズ、ビジョンが上昇した。
半面、マーケットエンタ、ロックオン、アルファポリスがストップ安。ミクシィやロゼッタ、エボラブルA、フィット、マイネット、メドレック、リボミックが下落した。