05月13日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
13日前場の日経平均株価は5営業日ぶりに反落した。前引けは前日比179円70銭安の1万6466円64銭だった。
朝方は日経平均が高く始まったものの、その後は急速に値を消す展開でフシ目の1万6500円台を下に抜けた。
「寄り付きはオプションSQに絡む買いが全体指数を押し上げたが、市場参加者が限定された流動性を欠く相場ならではの現象で、その後はそれに追随する実需の買いが入らなかった」と指摘される。
市場では今年初めてとなる5日続伸に対して、懐疑的な投資家が売りを出したとの見方もあった。戻り待ちの売りや利益確定を目的とした売りが出やすく、下げ幅は一時200円を超えた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆3199億円、売買高は13億848万株だった。
東証1部の値下がり銘柄数は1513と全体の約78%を占めた。値上がりは366、変わらずは72だった。
個別では三菱自動車が日産自動車の出資正式発表を受け、朝方は買い気配で始まるなど人気だったが、その後は利益確定の売りが出て反落。ソフトバンクグループ、ファナックやファストリの値がさ株も安い。
国際石開帝石や石油資源の鉱業株、大和や野村の証券株も下げが目立った。
楽天、アイフル、ツムラ、カドカワ、パイオニア、三菱マテリアルも安い。
一方で日産自は大きく上げた。ソニー、新日本科学、小野薬、日本写真印刷、トクヤマ、博報堂DYホールディングスも上昇した。
東証2部株価指数は続落した。前引けの2部指数は、前日比5.98ポイント安の4313.31となった。個別銘柄ではNVC、マーチャント、シャルレ、Jトラストやラオックスが下げた。一方、ケイアイ不、ニチリン、ノザワ、ぷらっとやタカトリが買われた。
【市況】日経ジャスダック平均は反落、利益確定売り

日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前日に比べ5円75銭安い2519円79銭となった。日経平均株価が反落し、新興株市場にも運用リスクを避ける動きが広がった。投資家の利益確定売りも散見された。
ジャスダック市場の売買代金は概算で369億円、売買高は6041万株。
個別銘柄ではユニマットRC、アルファクスFS、昭和真空、五洋インテ、エンジャパンやアイサンテク、サン電子が下落した。半面、ミサワ中国、イメージ情、クルーズや平田機工、カルナバイオスーパーV、オーデリックは上昇した。
【市況】マザーズ指数は続落、フィットが一時ストップ安

東証マザーズ指数は続落した。前引けは前日比2.76ポイント安い1195.66だった。
個別銘柄ではフィット、マイネット、メドレック、データセクション、ミクシィ、モルフォ、ロゼッタが下落した。一方で、MDV、アカツキがストップ高。そーせい、ブランジスタ、アクトコール、総医研、ビジョン、フィックスターズ、CRIミドルアなど上昇した。