05月13日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
10時時点の日経平均は前日比108円01銭安の16538円33銭で推移している。
米国株は高安まちまちだったものの、SQ値算出に絡んだ売買が約20万株買いに傾いたとの観測から円建てCME先物16635円を大幅に上回ってスタート。
5月限SQ概算値
1万6845円67銭(暫定値)
前日比 +199円33銭
買いが一巡した後は戻り待ちの売りや利益確定を目的とした売りに押される展開となっている。下げ幅は一時180円を超えた。
市場では「日経平均がきょうも上げれば今年初の5日続伸になるが、そこまで相場は強くないとみた投資家が売りを出している」との見方もあった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を広げている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で8669億円、売買高は8億4353万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1479と全体の75%強を占めた。値上がりは368、変わらずは102だった。
業種別では33業種中32業種が下落し、上昇はその他製品の1業種のみ。値下がり1位は非鉄金属で、以下、鉱業、ゴム製品、金属製品、その他金融、証券・商品と並ぶ。
日経平均マイナス寄与度は21.65円の押し下げでKDDIがトップ。以下、ソフトバンクが11.41円、ファナックが10.39円、ダイキンが5.49円と続いている。
プラス寄与度トップはセコムで、日経平均を4.82円押し上げている。次いで丸井Gが4.79円、テルモが4.31円、塩野義が3.84円と続く。
個別では、買い優勢でスターとした三菱自は下げに転じた。トヨタやホンダも軟調に推移している。値がさ株のファストリやファナックも安い。KDDI、武田薬、ブリヂストン、村田製がさえない。一方で日産自は引き続き高い。富士重、ソニーや東エレクも上昇している。
東証2部株価指数は続落している。Jトラストやタカトリが下落し、アートSHDやニチリンが上げた。
日経平均予想EPSは、5月6日の1,091.2円で目先の底を打ったと確認できれば、伊勢志摩サミットに向けて堅調相場が期待出来そう。
5/12日経平均予想EPS 1,140.9円 -13.6円
225先物はドイツ・アムロ・HSBC・GS・モルスタ・SBIが買い越し。
メリル・みずほ・ソジェン・パリバが売り越し。
TOPIX先物はドイツ・モルスタ・UBS・SBI・ソジェンが買い越し。
メリル・GS・JPが売り越し。
外資系等はKDDI(8433)、ソフトバンク(9984)、
ムゲン(3299)、DeNA(2432)、地所(8802)に注目。