05月12日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
12日の東京株式市場は売り先行で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比119円安の1万6,459円と反落スタート。
10時現在、日経平均株価は前日比111円94銭安の1万6467円07銭で推移、下げが一服している。
注目されたトヨタが前日に今期の大幅減益見通しを発表したが、株価は4%安程度で下げ渋り、ひとまず株式相場全体の過度な下振れ懸念が後退した。
朝方に日産自との資本提携について12日開催の取締役会で議論する予定だと発表した三菱自は気配値をストップ高水準まで切り上げた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小安く推移している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6135億円だった。売買高は5億9118万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1275と、全体の66%を占めた。値上がりは517、変わらずは150銘柄だった。
日経平均マイナス寄与度は14.59円の押し下げでソフトバンクがトップ。以下、ファストリが11.96円、ブリヂストンが9.57円、カシオが8.94円と続いている。
プラス寄与度トップは明治HDで、日経平均を6.75円押し上げている。次いでトレンドが4.71円、コムシスHDが4.12円、テルモが3.53円と続く。
業種別では33業種中6業種が値上がり。1位は鉄鋼で、以下、鉱業、その他製品、非鉄金属と続く。値下がり上位にはゴム製品、輸送用機器、情報・通信が並んでいる。
個別では、武田や小野薬が下落した。ホンダや村田製が下げた。17年3月期の純利益が2%減と発表した住友化も売られた。一方、ソニーやディーエヌエが上昇した。16年3月期の純利益が過去最高だったと発表した明治HDの上げが目立つ。原田泳幸会長兼社長が退任すると発表したベネッセHDは上げた。
東証2部株価指数は反落。アイレップやRVHが下げた。一方、ぷらっとやタカトリが上げた。
225先物はパリバ・ソジェン・大和・みずほ・クレディ・UBSが買い越し。
メリル・野村・アムロ・モルスタ・ドイツが売り越し。
TOPIX先物はJP・三菱・メリル・パリバ・GSが買い越し。
ドイツ・野村・モルスタ・みずほ・クレディ・バークレイズが売り越し。
外資系等はキーエンス(6861)、出光(5019)、タカラトミー(7867)に注目。
みずほはトヨタを8100円→5500円に引き下げ。