<兜町カタリスト>
「強くなってきた」
NYダウは222ドル高の17928ドルと反発。
原油先物の反発とアマゾンなど個別企業の好決算を好感しての上昇との解釈。
NYダウとS&P500は3月11日以来、NASDAQは4月13以来の上昇幅となった。
ただ商いは低調で3市場の売買高は約66億株。
11月の大統領選で共和党候補がトランプ氏になる可能性が高まっている。
「不透明や想定外が登場してきた印象でリスク資産には不利な状況」という声も聞こえる。
市場はFRBによる今後の利上げの可能性を多くても2回と見ている。
6月利上げの可能性は4%程度まで低下してきており市場にとっては快適な状態。
微妙な均衡の延長戦。
「セルインメイ(株式から債券へ)」のポートフォリオ格言は今年こそ該当しないかもしれない。
連休明けの日経平均株価は続伸。
ようやく25日移動平均線を回復し0.4%のプラスかい離となった。
松井証券信用評価損益率も売り方マイナス7.694%、買い方マイナス8.628%と接近。
連休前の日銀追加金融緩和への期待感の剥落は通過。
相場は次の期待に走り始めた格好。
金融政策の限界を成長政策で補うシナリオが優勢となってきた。
需給面でも新興市場の好調さがキャッシュポジションを高めていることも指摘される。
シカゴ225先物終値は16780円。
連休前4月28日の終値16666円を抜けてきた。
シカゴ225先物高値は16810円。
昨日もシカゴ225の高値16420円と上抜けてから上昇に拍車がかかった。
今日も買い方のターゲットは16810円と見て良いだろう。
SQ週の荒れる水曜日は上に荒れて欲しいところ。
空売り比率の40%台は気になるところだが・・・。
オバマ米大統領は27日に広島を訪問することになった。
オバマ氏にとっては卒業旅行みたいなもの。
安部氏にとっては、政権浮揚のエンジンみたいなもの。
呉越同舟の構図だろうか。
政治的面は別にして、マーケット的には日米同盟強化への一環。
株も為替も呉越同舟ながら関係強化すると映る。
片務的債務から脱却になれるのかどうか。
昨日の安部首相は久々にJR東海の名誉会長さんと赤坂の浅田。
オバマ氏広島訪問で一端官邸に戻って記者会見があったが、前日夕刻は歯医者。
久々に動き始めた安部総理という印象。
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(兜町カタリスト櫻井)