05月09日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は高値圏でもみ合いとなっている。
前週末に比べ100円強高い1万6200円台前半の動きとなっている。6日まで大幅な下落の反動で買い戻しが先行した。買戻しが一巡した後、上値を追うような買いは限られている。
17年3月期も営業最高益になる見通しだと伝わった東急不HDや三井不など不動産株が高い。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)は7日ぶりに反発している。10時時点で上昇率はそれぞれ前週末比1%弱となっている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で4515億円、売買高は4億9549万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の7割を超える1421、値下がりは411、変わらずは109だった。
業種別TOPIXでは不動産業やその他金融業の上昇が目立ち、鉄鋼や石油石炭製品などの資源関連が安い。
日経平均プラス寄与度トップはソフトバンクで、日経平均を12.59円押し上げている。次いでファストリが10.39円、ファナックが8.24円、セブン&アイが6.08円と続く。
マイナス寄与度は6.59円の押し下げでKDDIがトップ。以下、アステラスが2.65円、TDKが1.18円、日東電 が1.02円と続いている。
6日に2016年3月期の連結業績予想の上方修正を発表した小野薬が高い。2016年1~3月期決算が好調だった三井海洋も高い。
円高一服でトヨタや日産自などの輸出関連株に買いが先行している。
羽田空港の地盤改良工事で地震発生時の液状化を防ぐ薬剤のデータ注入量を改ざんしていたと発表した東亜建は、売りが膨らんでいる。16年3月期決算で2期連続の最終赤字に落ち込んだベネッセHDも売り気配となっている。燃費不正データ問題に揺れる三菱自も安い。
東証2部指数は続伸した。アライドHDやベネ・ワン、ケイアイ不が上昇した。アートSHDやヨネックス、Jミートは下げた。
225先物は野村・大和・JP・三菱・シティ・日興が買い越し。
ドイツ・モルスタ・バークレイズ・GSが売り越し。
TOPIX先物はクレディ・UBS・ソジェン・パリバ・メリル・三菱・JPが買い越し。
モルスタ・ドイツ・野村が売り越し。
外資系等はキューピー(2809)に注目。
テクニカル的には関電工(1942)、Sフーズ(2292)、メディアドゥ(3678)、DLE(3686)、ファンタジー(4343)、島精機(6222)、マックス(6454)、コネクシオ(9422)、アイエスビー(9702)、NSW(9739)が動兆。