05月06日 相場概況(大引け)
【大引け概況】
大型連休谷間の6日の日経平均株価は6日続落した。
連休前の2日に比べ40円66銭安の1万6106円72銭で終え、4月12日以来約3週間ぶりの安値を付けた。
朝方を除き総じてマイナス圏推移が続いた。連休中に外国為替市場で1ドル=105円台まで円が買われる場面があり、ドル安円高を背景とした企業業績への圧迫懸念が上値を押さえている。
日本時間今晩に発表予定の米4月の雇用統計を前に、これを見極めたいとの思惑も買いを手控えさせた。
午後は、日銀の上場投資信託(ETF)買いを意識して、徐々に下げ幅を縮小した。また、連休の谷間とはいえ個人投資家を中心に個別物色のニーズは根強いものがあった。小型株は買いを集めるものも多かった。
JPX日経インデックス400は6日続落し12.13ポイント安の1万1737.36、東証株価指数(TOPIX)も6日続落で1.64ポイント安の1298.32だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆2385億円。売買高は21億4094万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は843と全体の43%強を占めた。値上がりは993、変わらずは114銘柄だった。
個別では、NY原油先物相場が時間外取引で軟調に推移したため、国際石開帝石や石油資源の鉱業株が売りに押された。新日鉄住金やJFEの鉄鋼株、郵船、川崎汽の海運株も売りが目立った。三菱UFJや三井住友FGのメガバンク株、ソニーやオリンパスも下げた。日本電産の下げも目立つ。シャープが売られ、ショーワ、JPホールディングスが大幅下落した。
一方でトヨタや日産自、ホンダの自動車株は上昇した。KDDIやNTTの通信株、JALやANAHDの空運株の一角も上げた。JR東日本も終始買いが優勢だった。ネクシィーズグループが値幅制限いっぱいに買われたほか、伊藤忠テクノソリューションズ、島精機製作所、アイスタイル、サントリー食品インターナショナルも高い。
東証2部株価指数は5営業日ぶりに反発した。大引けの2部指数は、前営業日比20.07ポイント高の4276.02となった。 個別銘柄ではリード、ジャパンミート、ニフティ、アジア航測、マミヤオーピー、ニフティが上げた、半面、マルコ、タカトリやラオックスが下げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,106.72 |
-40.66 |
日経平均先物 |
16,080.00 |
-60.00 |
TOPIX |
1,298.32 |
-1.64 |
TOPIX先物 |
1,295.00 |
-4.50 |
東証2部指数 |
4,276.02 |
+20.07 |
JASDAQ |
2,469.23 |
+20.23 |
マザーズ |
1180.38 |
+47.89 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2140940 |
2140940 |
東証2部 |
72290 |
18796 |
【市況】日経ジャスダック3日ぶり反発

日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに反発した。
終値は連休前の2日と比べ20円23銭高い2469円23銭と、ほぼきょうの高値だった。週明けに主力企業が決算発表を控えるうえ、日本時間今晩には米雇用統計の発表があり、東証1部の主力株には買いが手控えられた。一方、新興市場では「先物がない分、材料があって値動きの良い銘柄には個人投資家の資金が向かった」という。
ジャスダック市場の売買代金は概算で365億円、売買高は8572万株だった。
個別銘柄ではアスコット、アルファクスFS、チエル、ぱど、日本ライフLがストップ高。サンメッセ、ウッドフレンズ、マークラインズ、FVC、シンバイオが上昇した。半面、野村マイクロが一時ストップ安。リプロセルやDガレージ、フィスコ、イリソ電子、明豊ファシリもは下落した。
【市況】東証マザーズ指数は続伸

東証マザーズ指数は続伸した。終値は同47.89ポイント高い1180.38だった。
個別銘柄ではデータセクション、Hamee、ソフトMAX、ソケッツ、アトラ、GMOリサーチなどがストップ高。そーせいやグリンペプ、ロックオン、Gunosy、マイネット、ロゼッタが上昇した。一方でアクセルMがストップ安。インベスC、シグマクシス、LITALICO、ジェネパ、MRTは下落した。