05月06日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
連休谷間の6日午前の日経平均株価は6日続落した。前引けは連休前の2日に比べ115円66銭安の1万6031円72銭だった。
朝方に突っ込み警戒感から買い戻しが先行し高く始まったが、それが一巡すると売り物に押される展開を余儀なくされた。為替の円高に対する警戒感から模様眺めムードが強く、市場参加者不足からジリ安基調になった。
主要企業の決算発表のピークを来週に控え、買いを見送る空気が強まった。日本時間今晩発表の4月の米雇用統計を警戒した売りが出た。下げ幅は一時150円を超え、節目となる1万6000円を取引時間中として連日で割り込む場面があった。
ただ、下値では押し目を拾う動きもみられる。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も6日続落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆1101億円、売買高は10億9339万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1129と全体の58%近くを占めた。値上がりは667、変わらずは153だった。
個別ではオリンパスやソニー、シャープ、日本電産も値を下げている。東芝、千代田化工建設なども売りに押されている。メディカルシステムネットワーク、ショーワは大幅安となった。牧野フやオークマの機械株、新日鉄住金やJFEの鉄鋼株も下げが目立つ。トヨタは朝高後に下げに転じた。
半面、任天堂が堅調、JR東日本にも買いが先行している。ホンダや日産自は上昇した。JALやANAHDも上げた。伊藤忠テクノソリューションズが大幅高に買われているほか、ネクシィーズグループは値幅制限上限でカイ気配に張り付いている。島精機製作所も物色人気を集めた。
東証2部株価指数は5営業日ぶりに反発した。前引けの2部指数は、前営業日比14.43ポイント高の4270.38となった。
個別銘柄ではニフティ、神島化学工業、マミヤオーピー、ヨネックスが買われた。半面、マルコ、システムソフト、NVC、ラオックスが下げた。
【市況】日経ジャスダック平均株価反発 日本ライフLなどがストップ高

日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに反発した。前引けは連休前の2日に比べ18円87銭高い2467円87銭となった。日経平均株価が軟調に推移する中で、好材料があり先物市場のない新興市場で個別銘柄が物色されている。
ジャスダック市場の売買代金は概算で210億円、売買高は4845万株。
個別銘柄ではチエル、ぱど、日本ライフLがストップ高。サンメッセ、ウッドフレンズ、マークラインズ、シンバイオ製薬、プロパティA、FVC、BBタワーが上昇した。
半面、野村マイクロが一時ストップ安。リプロセル、イリソ電子、パスポート、フィスコ、Dガレージは下落した。
【市況】マザーズ指数は続伸、ブランジスタなどがストップ高

東証マザーズ指数は続伸した。前引けは同29.20ポイント高い1161.69だった。
個別銘柄ではHamee、GMOリサーチ、ブランジスタ、あんしん保証がストップ高。そーせいやグリンペプ、ロックオン、データセクション、アトラ、ショーケースTV、ハイアス&Coが上昇した。一方で、アクセルMがストップ安。シグマクシス、ダブルスタンダード、MRT、インベスC、ナノキャリアは下落した