04月28日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は上昇が一服した。前日比200円程度高い1万7500円近辺で推移している。
朝方発表の3月の全国消費者物価指数(CPI)や家計支出は市場予想を下回った。日銀が追加の金融緩和に動くとの期待が高まった面があるという。
日銀の追加緩和への期待が高いが、結果を見極めようという空気も強まっている。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)も上げが一服した。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6973億円、売買高は6億5730万株。東証1部の値上がり銘柄数は1523、値下がりは321、変わらずは100。
業種別では33業種中31業種が上昇し、下落は証券・商品、その他製品の2業種のみ。値上がり率1位は鉱業で、以下、石油・石炭、電気機器、輸送用機器、非鉄金属、電気・ガスと続いている。
日経平均プラス寄与度トップは、ファストリで、日経平均を29.81円押し上げている。次いで京セラが21.57円、花王が11.53円、東エレクが11.45円と続く。
マイナス寄与度は40.99円の押し下げでファナックがトップ。以下、日野自が4.86円、信越化が2.12円、ディーエヌエが1.25円と続いている。
個別では、前日に17年3月期の増益見通しを示した富士フイルムが高い。配当性向を引き上げると発表した京セラも大幅に上昇した。
主力のトヨタや三菱UFJなどが上昇。20年度までに東京ディズニーリゾートに大型投資をすると発表したOLCが小高い。
一方、慎重な業績見通しを発表したファナックや任天堂が引き続き安い。日野自が大幅に下げ下落率は10%を超えた。
東証2部指数は3日ぶりに反発した。朝日インテク、象印、ピクセラが上げ、システムソフ、サイオスが下落した
225先物はモルスタ・ドイツ・ニューエッジ・JP・カブコムが買い越し。
メリル・三菱・クレディ・バークレイズ・シティ・大和が売り越し。
TOPIX先物はクレディ・野村・モルスタ・ニューエッジ・アムロが買い越し。
大和・メリル・ドイツ・JP・三菱が売り越し。
外資系等はフィルム(4901)、JESCO(1434)に注目。
テクニカル的には海洋掘削(1606)、不二家(2211)、キリン(2503)、コカウェスト(2579)、ニチレイ(2871)、東亜合成(4045)、信越化学(4063)、積水化(4204)、EPS(4282)、レッグス(4286)、理研ビタ(4526)、平金(5541)、古河電(5801)、KeePer(6036)、東亜DKK(6848)、KYB(7242)、メタウォータ(9551)が動兆。