04月26日 相場概要(前引け)

【前引け概況】
26日午前の日経平均株価は続落した。前日比219円86銭安の1万7219円44銭で前場を終えた。
前日の欧米株市場が総じて軟調に推移したことに加え、原油先物価格の反落や外国為替市場で1ドル=111円台を割り込むなど円安進行が一服したことで、主力株には逆風となった。また、週末に控える日銀の金融政策決定会合の発表を前に手じまい売りが優勢だった。
25日の海外市場で原油先物相場は下落。時間外の取引では上昇しているものの、先週上昇が目立った資源関連株には利益確定の売りが優勢だった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で9691億円だった。売買高は10億7306万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1628と、全体の84%を占めた。値上がりは242、変わらずは77銘柄だった。
個別では三菱UFJや三井住友FGなどメガバンクが安く、野村など証券や保険など金融関連セクターが下げた。三井不、トヨタやマツダも下げた。国際石開帝石や新日鉄住金が下落した。
日立国際電気、ファーストリテイリングも売られた。ペプチドリームも値を下げている。東邦チタニウムが大幅安となったほかGMOクラウドも下落した。
一方、NTTやキーエンスが上昇した。17年3月期の連結純利益(米国会計基準)が前期比7%増の見通しだと発表した日電産の上げが目立った。燃費不正問題で売りが続いた三菱自は、午前は上げて終えた。日本エム・ディ・エム、日本製鋼所、日立化成、コクヨなども値を飛ばした。
東証2部株価指数は6営業日ぶりに反落した。前引けの2部指数は、前日比53.82ポイント安の4336.42となった。
個別銘柄ではシステムソフやRVH、アートSHD、Gダイニング、サイオスが下げた。一方、鶴弥がストップ高。ラオックス、ウインテスト、スリープロが上げた。
【市況】新興株前引け ジャスダック反落

日経ジャスダック平均株価は反落した。午前終値は前日比30円64銭安の2456円91銭だった。
26日の日経平均株価が下落し、投資家心理の悪化が新興企業向け市場にも及んだ。このところ買いが集まっていたバイオ関連株などに持ち高を整理する売りが増えた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で497億円、売買高は1億323万株だった。個別銘柄ではドーンがストップ安。シンバイオ製薬、チエル、ニッピ、ラクオリア、リプロセルが下落した。半面、アスコットがストップ高。FVCやBBタワー、フジプレアム、テクノ・セブン、USENが上昇した。
【市況】東証マザーズ指数は大幅続落

東証マザーズ指数は大幅に続落した。午前終値は前日比71.62ポイント安の1127.44だった。個別銘柄ではメドレック、ALBERT、データHR、CRIミドル、そーせいやグリンペプ、ジグソーが下落した。一方、Hameeがストップ高。アウン、フルッタフルッタ、ドリコム、プラッツは一時ストップ高と値を飛ばし、GWやGunosy、NVC、ベステラなどは上昇した。