04月26日 相場概要(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は前日比61円74銭安の1万7377円56銭で推移している。
外国為替市場で円相場が小動きで円高・ドル安進行での企業業績の懸念が薄らいだ。一方で、原油先物相場の下落で資源関連の下げも目立つ。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は下げ幅を拡大している。
25日のNY原油先物相場は反落した。原油需給の改善には時間がかかるとの見方は多い。東京株式市場でも国際石開帝石など資源関連は前週まで堅調な値動きだったため、原油価格の反落をきっかけにした利益確定売りも出た。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で5317億円だった。売買高は5億8438万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1272と、全体の66%を占めた。値上がりは527、変わらずは141銘柄だった。
業種別では33業種中9業種が値上がり。1位はパルプ・紙で、以下、電気・ガス、空運、水産・農林と続く。値下がり上位には保険、銀行、海運が並んでいる。
日経平均マイナス寄与度は8.47円の押し下げでKDDIがトップ。以下、日東電が4.98円、ソフトバンクが4.47円、ファストリが3.92円と続いている。
プラス寄与度トップは花王 で、日経平均を4.12円押し上げている。次いでNTTデータが3.53円、セコムが2.12円、エーザイが2.00円と続く。
個別では、三菱商や住友商が下落した。新日鉄住金やJFEが下げた。ソフトバンクやKDDIも下落した。燃費不正問題の三菱自は実質の上場来安値に並んだが、その後は前日終値をはさんで推移している。一方、NTTや小野薬が上昇した。東電HDやIHIは上げた。16年1~3月期の増益決算は発表したキヤノンMJの上げが目立つ。
東証2部株価指数は反落した。システムソフやアートSHDが下げた。一方、ラオックスやピクセラが上げた。
225先物はモルスタ・メリル・HSBC・岡三・シティ・ドイツが買い越し。
野村・大和・みずほ・JP・マネ・ナティクスが売り越し。
TOPIX先物はバークレイズ・GS・アムロ・三菱が買い越し。
大和・野村・UBS・モルスタ・UBSが売り越し。