04月22日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
22日午前の日経平均株価は4日ぶりに小幅に反落した。前引けは前日比16円26銭安の1万7347円36銭だった。
前日の米国株市場でNYダウが4日ぶり反落したことや、原油市況安、円高がリスク回避ムードをもたらし利益確定売り優勢で始まったが、下値に対しても底堅さを発揮した。
朝方に170円超下げると日経平均は下げ幅を縮小し、上げに転じる場面もあった。市場では「海外の短期筋などが買い戻しを入れた」との声があった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も4日ぶりに反落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆610億円、売買高は11億2520万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1254と全体の64%超を占めた。値上がりは531、変わらずは163銘柄だった。
個別では、燃費不正問題を嫌気して三菱自に売りが殺到した。前期の営業利益を下方修正したソニーは下げた。キーエンスやファナックも安い。小野薬品工業、ペプチドリームも軟調。日新電機大きく売られたほか、ベリサーブ、ネクシィーズグループなども下落した。
一方でソフトバンクグループが堅調に推移したほか、ファストリは上昇した。トヨタやホンダは朝安後に上昇に転じた。みずほFGや三井住友FGも上げた。JR東海が買われ、サイバーエージェントも物色人気となった。テイクアンドギヴ・ニーズが大幅高、SUMCOも高い。
東証2部株価指数は4日ぶりに反落した。前引けの2部指数は、前日比16.73ポイント安の4367.06となった。
個別銘柄ではぷらっと、サイオス、エルミック、ウィル、サイオスや象印が下げた、一方、DNA研がストップ高。システムソフトやタカトリ、北日本紡績、マルコが上げた
【市況】ジャスダック平均は、4日ぶり反落

日経ジャスダック平均株価は4日ぶりに反落した。前引けは前日比8円28銭安の2477円32銭だった。
新興市場には個人投資家を中心に資金流入が続いていたため、目先の利益を確定する売りに押された面もある。
ジャスダック市場の売買代金は概算で301億円、売買高は5877万株。
このところ買いを集めていたシンバイオ製薬やリプロセルなど売りが広がったほか、前日までの2日間で株価水準を大幅に切り上げていたドーンも下落した。そのほかでは、フジタコーポ、日本アイエスケイ、EAJも下げた。
半面、前日に16年3月期の業績が従来予想に比べて上振れたと発表したSシャワーが大幅上昇した。ラクオリア創薬、Sシャワーがストップ高。免疫生物研、チエル、GMOペパボ、ヤマックス、ベクターも高い。
【市況】マザーズ指数は反落

東証マザーズ指数は反落し、前引けは前日比32.29ポイント安い1194.13だった。
個別銘柄では、22日の売買分から信用取引の規制がかかったそーせいのほか、グリーンペプタイが一時ストップ安。モルフォ、MDV、アンジェス、MRT、ブランジスタが下げた。一方、メディア工房、アカツキやロゼッタ、テラスカイ、アイビーシー、データセクションが上昇した。