04月20日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は前日比141円38銭高の1万7015円82銭で推移している。
1万7000円前後に伸び悩んでいる。
原油高などを手掛かりに19日の米国株が上昇し、円相場は1ドル=109円台前半で上昇が一服した。運用リスクを回避する投資家の姿勢が一段と後退し、東京市場ではトヨタやホンダなど主力の輸出関連株などに買いが入った。
ただ、時間外取引で原油先物相場が下げに転じたほか、相場の戻りの速さに対する警戒感もあって戻り待ちの売りが出て、買い一巡後は上値が重くなっている。
日経平均の上昇幅は朝方には200円を超える場面があった。日経平均先物に買いが先行し、ファストリやファナックなど日経平均の値動きに与える影響が大きい値がさ株に買いが入った。買い一巡後はファストリが下げに転じるなど荒い値動きになっている。
JPX日経インデックス400は1万2400台半ばを中心に推移している。東証株価指数(TOPIX)も朝高後は伸び悩んでいる。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6309億円、売買高は6億5516万株。値上がり銘柄数は1441と全体の7割を超え、値下がりは376、変わらずは134だった。
業種別では33業種中31業種が上昇し、下落は空運、情報・通信の2業種のみ。値上がり率1位は鉱業で、以下、石油・石炭、その他金融、海運、非鉄金属、不動産と続いている。
日経平均プラス寄与度トップはファナックで、日経平均を10.00円押し上げている。次いで京セラが8.71円、中外薬が6.08円、アステラスが5.39円と続く。
マイナス寄与度は11.18円の押し下げでファストリがトップ。以下、KDDIが4.24円、JTが2.82円、コナミHDが2.35円と続いている。
海外市場で金融株が買われた流れを受け三菱UFJや三井住友FG、みずほFGなどメガバンクが上昇している。ソニーや村田製、日電産も高い。クボタが高く、新日鉄住金や神戸鋼など鉄鋼株も買われている。半面、ペプドリが安く、JTやKDDIも売られている。ヤフーや東エレクも下げている。
東証2部株価指数も続伸している。象印、朝日インテク、ローツェが高い。半面、アートSHD、ぷらっと、TOREXが安い。
225先物はニューエッジ・みずほ・モルスタ・大和・JP・野村・パリバが買い越し。
アムロ・メリル・バークレイズ・GMO・GS・松井・日産が売り越し。
TOPIX先物はGS・ニューエッジ・JP・アムロが買い越し。
メリル・大和・野村・ドイツ・クレディ・松井が売り越し。
外資系等は出光(5019)、リロ(8876)、アスカネット(2438)に注目。
テクニカル的には東急建設(1720)、リニカル(2183)、ディップ(2379)、ロックフィール(2910)、スタートト(3092)、TOKAI(3167)、ファインデク(3649)、サイボウズ(4776)、ノーリツ(5943)、津田駒(6217)、アイチ(6345)、IFIS(7833)、シーイーシー(9692)が動兆。